5月8日の八田與一技師墓前祭に村山卓・金沢市長らが4年ぶりに参列

 台湾の台南市にある烏山頭ダムを造った金沢出身の八田與一技師の墓前祭は、毎年5月8日、烏山頭ダムの畔に建立されているお墓で執り行われています。没後80年を迎えた昨年は、頼清徳・副総統をはじめ台南市の黄偉哲市長、総統府資政の黄崑虎氏、日本台湾交流協会高雄事務所の小野一彦所長、八田技師遺族の八田卓郎氏ら200人が参列しました。

 今年は、新型コロナウイルスも収束していることから、金沢市からは村山卓(むらやま・たかし)市長らが2019年以来4年ぶりに参列するそうです。

 村山市長は、金沢市の副市長だった昨年3月の市長選で当選していますので、市長として初めての墓前祭参列となります。

 ちなみに、市長に就任して間もない6月、日台共栄首長連盟会長の宮元陸(みやもと・りく)加賀市長の勧めで日台共栄首長連盟にも入会しています。金沢市は八田與一技師や台中市にある農業用水路の白冷[土川]を造った磯田謙雄(いそだ・のりお)技師などの出身地で、台湾とは縁が深いところですが、まだ台湾の自治体とは姉妹都市など都市間提携を結んでいません。市長としての初訪台に期待されます。

—————————————————————————————–村山金沢市長が来月台湾へダム建設に尽力した八田技師の墓前祭に参列 市訪問団としては4年ぶり【MRO北陸放送:2023年4月19日】https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mro/443684

 金沢市の村山市長は、19日の定例記者会見で来月6日から5日間の日程で市観光協会のメンバーとともに台湾を訪問すると明らかにしました。

 金沢市出身で台南市でのダム建設に尽力した八田與一技師の命日である8日には、台南市の烏山頭ダム近くで営まれる墓前祭に参列する予定で、市の訪問団としては2019年以来4年ぶりです。

村山卓金沢市長「烏山頭ダムの建設工事の着手から100周年というのがこの間(コロナ禍で)あったがコロナ禍でうかがうことができなかった。八田氏の偉業を伝えていくことを墓前祭の中で台南の人々へ伝えていきたい」

 このほか、エバー航空の小松─台北便が今月1日からデイリー運航を再開したことを受け、台湾からの誘客の促進へ観光セミナーや現地の旅行会社との商談会も予定されています。

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