来る9月19日、亡くなられた李登輝元総統の国葬に当たる追悼告別ミサが淡水の真理大学大礼拝堂で行われますが、それに先立つ16日午前10時から高雄市の塩[土呈]教会において追悼礼拝が執り行われるそうです。
中央通信社は「台湾団結連盟の元副秘書長、黄昭展氏らが実現させた。与党・民進党の趙天麟立法委員(国会議員)らが弔辞を読み上げる」と伝え、一般の参列者も受け付けると報じています。
ちなみに、8月1日から台北賓館に設けられた追悼献花会場には16日まで、この17日間に訪れた人々は日本の森喜朗元首相や米国のアレックス・アザー保健福祉長官など4万3,067人にも及んだと伝えられています。
日本の東京・白金台にある台北駐日経済文化代表処が8月3日午後から7日まで設けた弔問記帳所には4,100人余が弔問記帳に訪れたそうです。
本会でも北海道道央支部や宮城県支部が独自に追悼記帳を行っています。
いかに李登輝氏が総統という元首経験者とは言え、退任して20年も経つ政治家が亡くなり、台湾でも日本でも、このようにたくさんの人が弔意を示すというのはとても珍しいことかと思います。
李登輝元総統は「台湾護国の神」となって台湾の行末を天からご覧になっているのかもしれません。高雄における追悼礼拝にも多くの人が参列するのではないでしょうか。
—————————————————————————————–李登輝氏死去 南部でも追悼礼拝 16日に高雄で【中央通信社:2020年9月10日】https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202009100002.aspx
(高雄中央社)南部・高雄市の塩[土呈]教会で16日、故・李登輝(りとうき)元総統の追悼礼拝が執り行われる。一般の参列者も受け付ける。
追悼会場が台北賓館(台北市)に先月設けられていたが、南部在住者も弔問できるようにと李氏を精神的リーダーに掲げる政党、台湾団結連盟の元副秘書長、黄昭展氏らが実現させた。午前10時に始まる。与党・民進党の趙天麟立法委員(国会議員)らが弔辞を読み上げる。
主催者は新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や社会的距離の確保を呼び掛けている。
(王淑芬/編集:楊千慧)
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