団体、観光関係者など29人のミッション団を率いて訪台、台北市の花博ドームで開かれる観光物産
イベント「2015新・日本旅遊節」に出席するなどトップセールスを行う。「岩手日報」が伝えてい
るので下記に紹介したい。
これは、昨年5月8日から11日にかけて行った、台湾の地方都市との友好交流関係の強化促進を目
的として宜蘭県および羅東鎮訪問に続く訪台で、いずれも花巻空港発着の国際定期チャーター便を
利用する。
昨年は全国知事の約3割がトップセールスのために訪台しているが、今年に入ってからも、すで
に4月に沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事、5月に宮城県の村井嘉浩嘉浩(むらい・しひ
ろ)知事が訪台して台湾との交流を図っている。
岩手県と台湾の縁は深い。民政長官としてインフラ整備に尽力した後藤新平や糖業発展に貢献し
た新渡戸稲造、台湾を全島踏査した人類学者の伊能嘉矩(いのう・かのり)、台北帝国大学医学部
長や台北帝大総長をつとめた法医学者の三田定則(みた・さだのり)などを輩出している。
これだけ台湾との縁の深い人物を輩出している岩手県だが、未だに日台交流の基礎となる自治体
同士の姉妹提携はないようだ。達増知事の活躍に期待したい。
台湾定期便化へ本県の魅力発信 知事、16日から訪問
【岩手日報:2015年6月2日】
達増知事は16〜19日の日程で台湾を訪問し、花巻空港と台湾を結ぶ国際定期便の実現や県産品の
消費拡大を目指してトップセールスを行う。台湾大手の中華航空幹部と懇談するほか、同社など主
催の観光物産イベント「新・日本旅遊節」を利用して本県の魅力を発信する。
参加者は知事を団長とするミッション団として、県商工会議所連合会の谷村邦久会長や上田東一
花巻市長ら自治体や観光関係者約30人。花巻空港発着の国際定期チャーター便を利用する。
旅遊節は18〜21日に台北市内で開かれ、日本側から本県を含む約20自治体が出展。本県は県産米
の試食や久慈市の郷土食まめぶ、地酒販売などを予定し、達増知事らは17日の記者会見や18日の開
幕式に出席する。
花巻―台湾間の定期便実現を目指して中華航空幹部との懇談会を開くほか、台湾政府観光局、企
業の訪問や台湾県人会との交流会なども予定している。