廷・元行政院長は、中央通信社の報道によれば6月9日に着任するという。
謝長廷・新代表は着任の翌10日には熊本県に入り、日本円で約2億円(6,200万NT$)の義援金
を持って熊本県を訪問する高雄市の陳菊市長と台南市の頼清徳市長と合流し、「10日に蒲島郁夫知
事、11日には大西一史熊本市長をそれぞれ表敬訪問し、計約2億円の義援金の目録を手渡す。熊本
城も視察し、12日まで滞在する計画」(6月3日付「産経新聞」)だという。
6月19日には、在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、日本中華聯合総会が主催
し、本会など11団体が共催して京王プラザホテルで開催する「新任台湾駐日代表・謝長廷氏歓迎
会」に臨む。
◆6月19日、新任台湾駐日代表・謝長廷氏歓迎会 【要申込み:6月15日締切】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20160603/
新駐日代表、関係深化に意欲 「盤石の友好体制築く」
【中央通信社:2016年6月4日】
(台北 4日 中央社)台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)に任命された謝長廷氏は4
日、記者団と懇談した。今後の目標は、政権が交代しても日本との良好な関係が変わることのない
メカニズムの構築だと意気込みを述べた。9日に着任する。
謝氏は、双方の友好関係を安定、深化させるよう蔡英文総統から指示を受けたと明かした。ま
た、これまで与党・民進党の中央常務委員を長年務めており、党主席を兼任する蔡総統との意思疎
通には何らの問題もないと自信を見せた。
沖之鳥(日本名:沖之鳥島)周辺の排他的経済水域をめぐる問題については、外交交渉によって
台湾の漁民の権益を守る必要があると主張。慰安婦問題に関しては、今すぐ解決できない問題であ
り、時間をかけて協議すべきだとした。
このほか、謝氏は、9日の着任に先立ち、日本と関係の深い李登輝元総統や元駐日代表に助言を
仰いだという。
(唐佩君/編集:杉野浩司)