米国が2019年に認可した台湾へのF16V戦闘機66機の1号機の引き渡し式

米国が第一次トランプ政権時代の2019年8月20日、台湾政府からの要請に基づき、国務省はF16V戦闘機66機の売却を議会に正式通知した。

関連装備や部品を含めた総額は80億ドル(約8500億円)で、米台間の武器供与額としては最大規模。

台湾に戦闘機を供与するのは、李登輝総統時代の1992年にブッシュ(父)政権がF16を150機を供与して以来27年ぶりのことだった。

国務省当局者は「米台の安全保障協力は台湾海峡両岸と地域の平和と安定を促進させる」と供与の意義を強調。

当時のポンペオ国務長官も、米国が台湾の防衛能力の維持を支援することを明記した台湾関係法に基づく正当な措置であると表明していた。

それから6年を経て、1号機の引き渡し式が3月28日に米国のロッキード・マーチンの工場で行われ、2026年までに全機の引き渡しが完了する予定だという。

すでに中国はサイバー攻撃や認知戦などのグレーゾーン作戦を実行し、台湾有事は静かに進んでいる。

武力侵攻に至るにはまだ時間がかかると見られているものの、2027年侵攻説はいまも生きている。


台湾が調達の新造F16V 1号機の引き渡し式  駐米代表らが立ち会う【中央通信社:2025年3月29日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202503290003

(台北中央社)台湾が米国から調達する新型戦闘機「F16V」(ブロック70)の1号機の引き渡し式が28日、米防衛大手ロッキード・マーチンの工場で行われた。

ウィリアム・ティモンズ米下院議員(共和党)がX(旧ツイッター)に投稿した写真によると、国防部(国防省)の柏鴻輝(はくこうき)副部長(副大臣)や兪大●(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が立ち会ったとみられる。

(●=さんずいに雷)

台湾の戦闘機の性能増強や増備を巡っては、主力戦闘機「F16A/B」140機を高性能のF16V(ブロック20)へ改修する作業が2023年に完了した他、新造のF16Vを66機購入することが決まっている。

空軍司令部計画処長の江元[王奇]少将は25日の国防部定例会見で、今週にも引き渡し式が行われることと、26年までに全機の引き渡しが完了する予定であることを明かしていた。

ティモンズ議員は、F16のグローバルホームとして台湾の防空能力を支援できることを誇りに思うと語っている。

(呉書緯/編集:齊藤啓介)。

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