第9回台湾李登輝学校研修団、全日程を修了して帰国

5月23日から3泊4日の日程で開催された第9回台湾李登輝学校研修団(伊藤英樹団長、
42名参加)は、最終日の26日、李登輝学校校長の李登輝先生による特別講義、李登輝校
長自ら修了証を一人ひとりに手渡される修業式、そして李登輝校長を交えての昼食会を
終え、全ての日程を終了して帰途についた。

 3月の総統選挙後初めての開催となり、5月20日からの国民党政権発足から間もないと
あって、参加者の関心も一段と高かった。

 講師陣は、これまでの林明徳・台湾師範大学教授(「台湾主体性の追及」)、黄天麟
・元第一銀行頭取(「台湾の経済」)、馬薩道輝先生(「台湾原住民の歴史」)、迫田
勝敏・前中日新聞論説委員(「日本人の台湾生活経験」)に加え、今回から新たに李明
峻・台湾国際法学会副秘書長(「東アジアの新情勢と日台間系」)や陳茂雄・国立中山
大学教授(「台湾における政党の形態と政局の発展」)などが加わり、また烏来の高砂
義勇隊慰霊碑参拝や北投での温泉博物館や文物館における野外研修もあり、より一層充
実した内容だった。

 今回の参加者は、台湾大学や輔仁大学に留学中の日本人学生や台湾人も少なくなかっ
た。また参加地域は、福島、群馬、東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、静岡、三重、滋
賀、大阪、島根、そして韓国とバラエティに富んでいたのも特徴だった。

 講義内容の詳細などにつきましては後日ご紹介します。        (編集部)



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