いよいよ明日から第10回台湾李登輝学校研修団(伊藤英樹団長)が始まります。明日
は午前9時30分から始業式ですので、参加者一行は本日午後の便で訪台します。
今回も宮城、茨城、栃木、東京、神奈川、愛知、三重、滋賀、大阪、兵庫など全国各
地から参加し、台湾在住者も参加します。参加人数は、いささか告知期間が短かったせ
いか22名と少な目ですが、実はこれくらいの人数が一番まとまりやすく、移動も楽で、
大学のゼミのような雰囲気ですので講師の先生方も話しやすいのです。
講師陣は、林明徳・台湾師範大学教授、迫田勝敏・元中日新聞台北支局長、城仲模・
台湾李友會会長、張炎憲・前国史館館長、黄天麟・元台湾第一銀行頭取、馬莎振輝・タ
イヤル族民族会議議長、黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席、そして李登輝元総統という8
名の豪華講師陣です。
実はある旅行会社が同様の研修を企画し、李元総統をはじめ日本語で講義できる8名
ほどの先生方が講師でしたが、なんと参加費は35万円。本会の研修団は群策会の全面的
なご支援の下に開催されていることもあって、成田発シングルでも15万5千円ですから、
リーズナブルというよりいかに出血大サービス的参加費かを改めて知った次第です。
今回の野外視察も充実しているようで、二二八紀念館、十三行博物館、台湾博物館、
自由広場、総統府などを見学します。
李元総統は、尖閣諸島は日本の領土だと改めて表明し、また中国傾斜が進み、台湾と
中国の関係を「国と国との関係ではない」と表明した馬英九総統に対して厳しい批判を
加えていますが、今回の講義ではやはり台湾の現状についてお話しいただく予定ですが、
いったいどのような認識を示されるのか、楽しみです。本誌でも概要をお伝えいたしま
す。 (編集部)