ということになっているんですよね」と発言した。続けて「ですから、台湾は一地方政
府です、自治体ですということになっているんですよ」と述べた。そして補強する意味
で「国も認めているから、国も役人は一切台湾には行かないでしょう」と述べた。
昨日の本誌でも指摘したように、「中国は一つ」という前提の下に、台湾を中国の「一
地方政府」「自治体」と発言しているのである。単なる「地域」という言葉の問題では
ない。だから、問題化したのだし、日本政府の公式見解とも違う。外務省でさえ「金子
知事の言う政府見解は違う」と明言している。
そこで、担当の杉光国際課長は「金子知事は台湾を中国の一地方とは思っていない。
HPは言い間違い。誤解のないように訂正する」と約束したのだ。
ところが、金子知事と長崎県側は「訂正」の約束を破って「注釈」で言い逃れようと
糊塗した。それも「台湾に関する県の認識は、日本政府の見解と相違なく」として。
だがこれは、明らかに詭弁である。これでは「ウソつき」と言われても仕方あるまい。
金子知事は、「台湾は中国の一地方政府でも自治体でもありません。台湾に関する県
の認識は日本政府の見解と相違なく、ここでの使い方としては誤解を招きかねないもの
であり、今後十分留意することとします」と書けば済むのである。簡単な話だ。
金子知事及び杉光国際課長には、長崎県民をはじめホームページを見る日本人に誤っ
た認識を披瀝しつづけないため、また汚名挽回の機会とするためにも、ここに改めて発
言訂正を要求したい。
(メールマガジン「日台共栄」編集長 柚原 正敬)
台湾は中国ではない 金子知事は発言訂正を!
■金子知事定例記者会見(9月12日)
台北駐福岡経済文化弁事処長の表敬訪問への対応について
http://www.pref.nagasaki.jp/koho/governor/kaiken/20080912/20080912.html#no8
■長崎県国際課(国際交流班)
〒850-8570 長崎市江戸町2-13
TEL:095-895-2087 FAX:095-827-2487
メール:s00740@pref.nagasaki.lg.jp
■金子原二郎長崎県知事
知事への提言:https://www.pref.nagasaki.jp/koho/goiken/goiken_form.php?nshu=2