ルスのために経済界や観光業界、農業団体など100人を同道、30日まで台湾を訪問中だ。
この間、交流促進や台湾から成田空港への新規就航・増便を依頼し、教育旅行の誘致などを働き
かけるなど、盛りだくさんの日程をこなすという。東京新聞がその日程などを伝え、NHKも成田
へ増便依頼したことを伝えているので下記に紹介したい。
森田知事の訪台は2011年11月に続く2度目。本誌でお伝えしたように、知事の台湾へのまなざし
は熱い。
国会議員時代は台湾との友好関係強化を目指す「日華議員懇談会」(平沼赳夫会長)のメンバー
として活躍している。
2012年3月、東日本大震災1周年追悼式典で与党民主党の菅政権が台湾代表を指名献花から外した
ときは「また日本政府が無礼なことをした」「信義にもとる行為。日本人として恥ずかしい」と政
府を批判し、「千葉県では俺がいる限り、絶対こんなことしないぞ」と述べていた。
森田知事の今回の訪台が決まったとき、産経新聞は「知事の“台湾好き”のルーツは幼少期にあ
るという」として、次のように伝えている。
<体が弱い俺を診察してくれたのは近所の台湾の医師だった。自分自身はよく覚えてないけど、母
がいつも言い聞かせてくれたよ。約40年前に初めて台湾に行ったときも、親日的で人がいいと感じ
た。>
森田知事は今回の訪台にあたり、すでに7月8日には台北駐日経済代表処を訪れて沈斯淳・代表と
会見、次世代の交流が大事として教育旅行に言及し、スポーツ交流も含め、あらゆる分野における
双方の若者の交流を促していくことなども強調していた。
森田知事が主導する今回の訪台が多大な成果をあげることを心から期待してやまない。
◆台湾から成田へ増便 千葉県知事が要望[NHKニュース:2014年10月25日]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141025/k10015697071000.html
千葉売り込みへ知事ら台湾行脚 30日まで総勢100人で
【東京新聞:2014年10月25日】
森田健作知事は24日、トップセールスのため台湾へ出発した。経済界や観光業界、農業団体など
総勢約100人が同時期に訪台し「オール千葉」で県の魅力をPRする。
30日までの7日間、台北、台中、高雄の3市を訪問。26日には県内の酒蔵が日本酒などをPRする
イベントを実施する。27日には、総督府に呉敦義(ごとんぎ)副総統を表敬訪問し、交流促進や台
湾から成田空港への新規就航・増便などで協力を依頼する予定。また、台湾の対日窓口である亜東
関係協会の李嘉進(りかしん)会長と会談し、東京電力福島第一原発事故の影響で輸入停止となっ
ている県産農林水産物の早期解除を要請する。
28日には台中市で、台湾国際教育旅行連盟の薛光豊(せつこうほう)総会長と教育旅行の誘致に
向け会談。29日には、成田空港と直行便が就航している南部の高雄市で陳菊(ちんぎく)市長と会
談する。
(村上一樹)