が伝えている。
曾文恵夫人がその愛称を「巧巧(チャオチャオ)」と名付けた李坤儀さんは、李元総統の長男の
李憲文さんと張月雲夫人の長女で、1981年8月生まれ。そのとき、李元総統は台北市長を務められ
ていた。しかし、中華日報の記者だった李憲文さんは李坤儀さんが生まれた翌年(1982年)3月21
日、癌のため32歳の若さで亡くなられている。
それ以降、李元総統は李坤儀さんをたいへん可愛がられているという。2007年5月に中嶋嶺雄・
国際教養大学学長のお招きで来日し、奥の細道をたどった際も李坤儀さんを伴われていた。そのと
き李坤儀さんが、同行されていた台湾独立建国聯盟主席の故黄昭堂先生と、まるで叔父さんと話す
ように親しく話していたことを今でも鮮やかに思い出す。
泉下の黄昭堂先生もこの慶事を知って心から喜ばれているのではないだろうか。まして況や李元
総統におかれてはいかばかりか。心からご祝意を申し上げたい。
李登輝氏“溺愛”の孫娘、年末に結婚 お相手はモデル事務所関係者
【中央通信社:2015年7月3日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201507030004.aspx
写真:李坤儀さん(左)と趙賛凱さん=キャットウォーク提供
(台北 3日 中央社)李登輝元総統の孫娘、李坤儀さんが今年末に結婚式を挙げることが分かっ
た。お相手は、女優のリン・チーリン(林志玲)などが所属する台湾の大手モデル事務所、キャッ
トウォークの香港支社で社長を務める趙賛凱さん。婚約式はすでに身内のみで執り行なわれたとい
う。
「巧巧」の愛称で知られる坤儀さんは、癌により32歳の若さで亡くなった李氏の長男・李憲文さ
んの一人娘。李氏は身内に「孫娘の手を引いてバージンロードを歩くのが人生最大の望み」と語る
ほどの溺愛っぷりで、自宅を坤儀さん名義にしているほか、禁煙もしている。
以前、坤儀さんのイタリア留学が意図せず報じられた際には、「何かあればあなた方に責任があ
る」とメディアを強く責めており、坤儀さんから連絡があるまで、中国大陸による誘拐を心配して
眠れなかったという。
婚約者の趙さんは、台湾・嘉義の出身で188センチの長身。李氏が坤儀さんの結婚相手に求めて
いた「身長180センチ以上の台湾人」という条件を満たしている。
李登輝事務所の王燕軍主任は1日、婚約の事実を認めるコメントを出した。だが、あくまで私事
であるとして、先月27日に新北市の複合レジャー施設「八仙水上楽園」で起きた火災に対する報道
に力を注いでほしいとメディアに呼びかけた。
(葉素萍/編集:杉野浩司)