明日からのご来日を目前にした7月18日、李登輝元総統は立法院、台北市政府、台北栄民医院高
齡医学センターが共催する高齢化をテーマにした日台フォーラムに臨まれた。
齡医学センターが共催する高齢化をテーマにした日台フォーラムに臨まれた。
蔡英文・民進党主席や台北市長柯文哲・台北市長なども参加する中、高齢化対策の法整備などに
ついて「台湾は日本の経験を参考にすべきだ」と語ったと報じられている。
中央通信社が掲載している写真を見ると、笑顔が素晴らしく、とてもお元気な様子のようで、こ
れならご来日も大丈夫と一安心だ。
李登輝氏「台湾は日本の経験を参考にすべき」 高齢化対策で
【中央通信社:2015年7月19日】
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201507190002.aspx
(台北 19日 中央社)李登輝元総統(92)は18日、台北市内で開催された高齢化をテーマにした
日台フォーラムに出席し、高齢化対策の法整備などについて「台湾は日本の経験を参考にすべき
だ」と語った。
李氏は、高齢化対策における財源の重要性を強調した上で、日本の介護保険制度で近年、財政問
題などが出ている点については、戒めにすべきだと述べた。
また、「台湾の税制度は福祉国家の基準を全く満たしていない」として、高齢者のニーズ全てに
社会福祉で応じる必要はないと持論を展開。政府はシルバー産業を育成する一方で、世代間の交流
を促進し、年齢によって制限を受けない社会を作るべきだとした。
自身も90歳を超える高齢者である李氏。「若者は高齢者を無視する。家には孫が1人いるが、
我々はあまり重要視されない」と冗談めかして語る場面もあった。
(葉素萍/編集:杉野浩司)