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李登輝元総統、ECFA反対と公民投票要求デモに登場して演説「ECFA締結は台湾に甚大な被害をもたらす」
台聯や民進党、台湾独立連盟などは本日午後4時から台北市内でECFA締結反対と公民投票実施を要求するデモを行った。参加者は10万人規模になる見通し。台北市内の忠孝東路(頂好市場)からは民進党の蘇貞昌氏が率いる「要求公民投票隊」、市内西部の萬華駅前からは民進党の蔡英文主席が率いる「一中市場反対隊」がそれぞれ出発。両隊は総統府前広場までデモ行進し、集結した。
李登輝元総統は、蔡英文主席が率いる「一中市場反対隊」の出発時に登場。「ECFA締結は台湾に甚大な被害をもたらす」として蔡主席らとともにシュプレヒコールをあげた。また、その後は壇上で演説。途中から降り出した雨をものともせず熱弁をふるった。総統府前広場では黄昭堂・台湾独立建国連盟主席らも演説。本土派メディアの民視では「(2004年に行われた)人間の鎖の熱気を再現したかのよう」と報道。参加者は最終的に10万人を超える見込みで、間もなく締結が予定されているECFAについて馬政府にノーを突きつけるかたちだ。
蒸し暑く、湿度も高いうえに途中からはスコールも降り出す悪天候だったにもかかわらず、88歳の李登輝元総統は萬華駅前から総統府のすぐ手前まで、1時間以上を民衆とともに歩いてデモ行進。その後、総統府前広場で演説した。