【李登輝氏】「台湾は独立国家」「政権交代実現してほしい」
[中央通訊社フォーカス台湾]より
(台北 29日 中央社)李登輝元総統(91)は英BBC放送(中国語版)の単独インタビューで、台湾は独立した国で“台湾の正常化”は皆が努力すべきことだと強調するとともに、台湾の将来に自信を持っているとの考えを示した。
自らの年齢より台湾の未来こそが自身にとって最大の関心事だと話す李氏。台湾が現在直面している問題として、政府が国民の声に耳を傾けることを最優先にしていないこと、各政党の代表が民衆の意見を反映していないこと、生活に対する一般市民の自信が足りないことなどを挙げ、これらの問題を解決するためにも2016年の総統選で「政権交代してほしい」と語った。
釣魚台(日本名:尖閣諸島)の主権問題については、台湾と日本の間に存在するのは“領有権”問題でなく“漁業権”問題だとし、同島は日本の領土だとする自らの主張に改めて言及した。
自分は歴史的にどう評価されたいかと聞かれた際、「李登輝政権の時代がよかった」と人々に言ってもらえればと答えた。
(編集:荘麗玲)