李登輝前総統が5月10日から2週間の予定で来日の意向を表明

仙台・松島・平泉・日光など「奥の細道」を訪問、東京訪問は未定

 第4回台湾李登輝学校研修団の最終日の3月15日午前、桃園の渇望学習センターにおいて
、李登輝学校校長でもある李登輝前総統による特別講義が行われた後、日本記者団の質問
に答え、訪日は5月10日から2週間の予定であることを表明された。
 訪問先として仙台・松島・平泉・日光など「奥の細道」ゆかりの地名を挙げられたと
いう。ただし、東京訪問は未定だというが、ぜひ東京にもお立ち寄りいただきたいものだ。
 私ども日本李登輝友の会の目的のひとつは、李登輝前総統の「奥の細道」散策を実現す
ることにある。大いに歓迎したい。
 共同通信によれば、「同行する曽文恵夫人と孫娘の都合もあり、日程は最終的に短縮さ
れる可能性もある」という。しかし、念願の「奥の細道」散策である。ゆったりと、のん
びりと散策していただきたい。そして、行く先々で、そのご感想などを日本の人々に話し
ていただきたいのである。
 
 その点で、この訪日について中国政府はすでにで「李・前総統が訪日をたくらんでいる
のは、日本で台湾独立をアピールし、台湾海峡を挟む両岸の平和統一、ひいては日中関係
を破壊するためだ」(1月24日、孔泉・報道官)と口汚く非難しているが、李登輝さんとい
う台湾の一市民がご家族と一緒の観光のための訪日を希望し、日本が受け入れるのである
。一市民の訪日に中国政府が容喙する余地は寸分もないし、非難される謂れもまったくな
い。
 日台関係がスムーズに運べば日中関係も台中関係も円滑となるのであるから、日台共栄
のためにも、中国政府はこの訪日こそ歓迎すべきなのである。中国はアジアの平和安定を
視野に、もっと大人になってほしいものだ。
 下記に各紙の報道をご紹介したい。
                      メールマガジン「日台共栄」編集部一同 


李前総統、訪日は5月10日に=「奥の細道」たどる−台湾
【3月15日 時事通信】

 【台北15日時事】台湾の李登輝前総統は15日、時事通信などの取材に応じ、松尾芭蕉が
たどった「奥の細道」ゆかりの地を訪問するため、5月10日から約2週間の日程で訪日する
意向を明らかにした。実現すれば約1年半ぶりの来日となる。
 李氏は訪問地について、東北地方が中心になるとの見通しを述べた上で、具体的な地名
として、岩手県平泉町、宮城県仙台市、松島町、栃木県日光市などを挙げた。


「奥の細道」たどりたい 李前総統が5月訪日の意向
【3月16日 読売新聞】

 【台北支局】台湾の李登輝前総統は15日、日本の記者団の取材に応じ、松尾芭蕉の「
奥の細道」ゆかりの地を訪れるため、5月10日から約2週間の日程で訪日する意向を明
らかにした。
 李氏は訪問先として、宮城県の仙台市と松島町、岩手県平泉町、栃木県日光市などを挙
げた。東京を訪れるかどうかは明言を避けた。李氏は2000年の総統退任後、01年4
月に心臓病治療のため岡山県倉敷市、04年12月から05年1月にかけ名古屋や京都、
金沢などを訪れた。今回の訪日が実現すれば3回目となる。


<台湾>李登輝前総統、5月10日に訪日の意向
【3月16日 毎日新聞】

 【台北・庄司哲也】台湾の李登輝前総統は15日、毎日新聞の取材に応じ、5月10日
に来日する意向を明らかにした。李氏の前回の来日は04年12月で、今回実現すれば約
1年半ぶりとなる。
 訪問地や期間などについて李氏は、松尾芭蕉がたどった「奥の細道」の東北地方が中心
となる見通しを示した上で「日程は現在調整中だが、2週間程度だ。日光(栃木県)や松
島(宮城県)、平泉(岩手県)などに行く」と話した。
 李氏の訪日を巡っては日本政府が前回、査証(ビザ)を発給したことに中国が反発。し
かし、昨年9月、台湾からの観光客が日本に滞在(90日以内)する場合は、ビザの取得
が免除されるようになった。


台湾・李前総統 5月訪日意向
【3月16日 西日本新聞】

 【台北15日遠矢浩司】台湾の李登輝・前総統(83)は十五日、講演先の台湾北部・
台北県で西日本新聞など日本メディアの質問に答え、今年春に予定している日本訪問を五
月十日から二週間程度の日程で行う意向を明らかにした。
 李氏は「日程はいろんなことを考慮して作っている最中だ」としながらも、具体的な訪
問地として日光(栃木県)、仙台、松島(ともに宮城県)、平泉(岩手県)などを挙げ、
「奥の細道」ゆかりの地を中心に訪ねる希望を語った。東京訪問については未定だとした。
 李氏は総統退任後、二〇〇一年と〇四―〇五年の年末年始に日本を訪問したが、いずれ
も中国が反対を表明した。


李登輝氏が5月来日意向 「奥の細道」に関する地を訪問
【3月16日 朝日新聞】

 日本訪問の意向を示していた台湾の李登輝(リー・トンホイ)前総統は15日、日本人
記者団に対し、5月10日から約2週間、訪日したいとの考えを明らかにした。松尾芭蕉
の「奥の細道」に関連する土地を訪ねるとしており、訪問先に「日光、仙台、松島、平泉
」などを挙げた。
 李氏は総統退任後、01年4月に心臓病治療の目的で岡山県倉敷市を訪問。04年から
05年の年末年始にかけて、名古屋、金沢、京都などを個人旅行の目的で訪れた。今回の
訪日が実現すれば3回目となる。
——————————————————————————–李登輝氏、5月10日来日か 台北郊外で記者団に明かす
【3月16日 共同通信】

 台湾の李登輝前総統は15日、台北郊外で記者団に対し、5月に予定している訪日につ
いて、10日から約2週間の日程で調整していることを明らかにした。
 李氏の側近によると、同行する曽文恵夫人と孫娘の都合もあり、日程は最終的に短縮さ
れる可能性もあるという。
 学生のころから好きだった松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地を訪ねるのが目的で、李
氏は「仙台、松島、平泉、日光へ行きたい」と話した。
——————————————————————————–台湾の李登輝前総統、5月に訪日の意向
【3月16日 日本経済新聞】

 【台北=山田周平】台湾の李登輝前総統は15日、5月10日から約2週間の日程で日本へ観
光旅行に訪れる意向を明らかにした。台北駐在の日本メディアの取材に答えた。訪問先は
東北地方が中心になると語った。李氏の訪日は実現すれば約1年4カ月ぶりで、3回目となる
。中国は李氏を「台湾独立勢力の代表的人物」と見なしており、日本政府に入国を認めな
いよう求める可能性が高い。