李登輝前総統がアメリカ上院議会内で制憲演説

米上院、中国の中止要請を拒否

台湾の李登輝氏、米で衛星演説・新憲法の必要性訴え
【日経新聞 10月12日】
 
 【台北=山田周平】台湾の李登輝前総統は8日夜、米ワシントンの上院議会棟内
で開いたシンポジウムで衛星回線を使って演説し、台湾が実情に合った新憲法を
制定する必要性を米政界関係者らに訴えた。主催者によると、新憲法制定を「台
湾独立」と見なす中国は演説中止を求めたが、上院は拒否したという。
 李前総統は台北市内のホテルで約15分間演説。中国大陸の統治を前提に1946年
に制定された現行の「中華民国憲法」は「古いぼろ切れのようだ。継ぎはぎ(改
正)を繰り返すより仕立て直した方がいい」と主張した。李氏は総統在任時の95年
6月に母校の米コーネル大学で台湾の民主化について演説。中国が猛反発し、翌年
春にかけ台湾近海でミサイル演習を行う事態となった。



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