輝元総統の名代として王燕軍・李登輝基金会秘書長と早川友久・秘書に初めて臨席いただき、今年
の掉尾を飾るにふさわしい会となりました。
後日、李登輝元総統から寄せられたご祝辞とともに、その模様を詳しくお伝えしますが、門田隆
将氏による講演は、228事件で犠牲となった日本人の父と台湾人の母をもつ故湯徳章氏を巡っ
て、まさに声涙ともに下るお話で、会場は寂として声もない状態でした。日台の絆の深さに改めて
気づかせてくれる意義深い講演でした。
このほど、王燕軍秘書長が憲法改正は台湾にとって喫緊の課題だとして、人々が自由に討論をし
たり意見を交わすプラットホームをインターネット上に立ち上げました。
下記に、それを伝える中央通信社の記事とともに、「憲政改革 全民参與」と題したプラット
ホームと、それを伝える李元総統のフェイスブックをご紹介します。
◆憲政改革 全民参與
http://www.democraticreform.org.tw/
◆憲政改革刻不容緩,現在就要改!
https://www.facebook.com/tenghuilee
李登輝元総統、「今こそ改憲」 プラットホーム開設で広く意見募集
【中央通信社:2016年12月27日】
(台北 25日 中央社)李登輝基金会の王燕軍秘書長はこのほど、インターネット上に憲法改正に
ついて市民らが自由に討論をしたり、意見を交わせるプラットホームを立ち上げた。李登輝元総統
は25日、自身の会員制交流サイトを更新し、「改革は一刻の猶予もない。今改めるべきだ」と訴え
ている。
王秘書長は、改憲こそ台湾が求める国の正常化に向けた重要な一歩だと強調。「台湾人民が台湾
のあるじとなるため」、「新世代の人々に正常の国家があるため」に、早急な改革が必要だとの認
識を示した。
また、プラットホームは若者に憲法に対する考え方を表明してもらいたいとし、シンポジウムな
どで結果を公表し、政府に対して参考としての活用を呼びかけるとしている。
(葉素萍/編集:齊藤啓介)