亜東関係協会をそれぞれ設置している。
交流協会は東京・六本木に本部を置き、台北市に交流協会台北事務所(大使館に相当)と高雄事
務所(領事館に相当)を設けている。亜東関係協会は台北市内に本部を置き、東京・白金台に台北
駐日経済文化代表処(大使館に相当)を設け、また横浜、大阪、福岡、那覇、札幌に弁事処と分処
を設けている。
交流協会台北事務所(沼田幹夫代表)は7月18日、2008年から「台湾の一般の人々の日本に対す
る印象と感想、および交流協会が今後日本文化関係の分野における活動の参考とするため」にはじ
め、今回で5回目になる「2015年度 第5回対日世論調査」を日本語と中国語で発表した。
今回も、日本人にはとても嬉しい調査結果となっている。最も好きな国で、日本は断トツの1位
で、2位の中国(6%)や3位のアメリカ(5%)に圧倒的な差をつけている。台湾が最も親しくすべ
き国でも、日本が39%で1位となり、2位の中国(22%)や3位のアメリカ(14%)との差は大き
い。
調査は「台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」など29の質問について、性
別、年齢(20代、30代、40代、50〜64、65〜80歳までの5区分)、地域(北部、中部、南部、東部
の4区分)、婚姻状況、最終学歴(中卒或いはそれ以下〜大学院或いはそれ以上の4区分)、仕事の
状況、世帯月収などに分けている。ただし、発表は性別、年齢、地域、最終学歴。
ここでは、その29の質問のうち他国との比較が分かる質問への回答をご紹介したい。カッコ内は
前回2012年度の調査結果。また、下記に時事通信の記事をご紹介したい。
Q1. 台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか(一つ選択)
1)日本:56%(43%)、2)中国:6%(7%)、3)アメリカ:5%(7%)
Q2. 今後台湾が最も親しくすべき国(地域)はどこですか(一つ選択)
1)日本:39%(29%)、2)中国:22%(36%)、3)アメリカ:14%(15%)
Q3. 台湾に最も影響を与えている国(地域)はどこですか(一つ選択)*本年度調査より追加
1)中国(50%)、2)アメリカ:31%、3)日本:11%
Q7: 海外旅行をするとした場合、どこへ行きたいですか(一つ選択)。
1)日本:42%(38%)、2)ヨーロッパ:23%(34%)、3)中国:7%(9%)
◆交流協会台北事務所「第五回台湾における対日世論調査(2015年度)」(7月18日)
https://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/Top/7B4C76E0FC259BAF49257FF400394934?OpenDocument
*これまで実施した4回(2008年、2009年、2011年、2012年)の調査結果も掲載。
日本、「好きな国」トップ維持=過去最高の56%−台湾世論調査
【時事通信:2016年7月19日】
【台北時事】日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)は19日、台湾で実施
した対日世論調査を公表した。「最も好きな国はどこか」との問いで「日本」と回答した台湾人は
過去最高の56%に上り、2008年度の調査開始以来、5回連続でトップとなった。
日本は2位以下の中国(6%)、米国(5%)、シンガポール(2%)などを大きく引き離した。12
年度の前回調査(43%)からも大幅に上昇し、特に20〜39歳の若い年齢層で日本に対する好感度が
高かった。
また「最も親しくすべき国」でも39%の人が日本を挙げ、調査開始以来、初めて中国(22%)を
上回って首位となった。「海外旅行」「日台関係」などの調査項目でも日本に好意的な結果となっ
ており、台湾人の親日ぶりが改めて浮き彫りとなった。同事務所は「以前に比べ、日本、台湾の人
的往来が増えていることも影響しているのではないか」と分析している。
調査は1月15日〜2月2日に台湾の20〜80歳の男女約1000人を対象に実施した。