日台友好マスク感謝の気持ちを伝える国際交流  田辺 一城(福岡県古賀市長)

 昨年12月23日、東京都内の都市センターホテルにおいて、日本と台湾が安全保障などについて政府間の直接対話を可能とする法律の制定をめざし、現職の市町村長127人、前職2人の129人の賛同会員を擁する「日台共栄首長連盟」の設立総会が開かれました。

 総会では、会長に宮元陸・加賀市長、副会長に野田義和・東大阪市長と萩原誠司・美作市長、幹事長に吉田信解・本庄市長、副幹事長に中山義隆・石垣市長、監事に鈴木和夫・白河市長と片岡聡一・総社市長が選出され、顧問に松浦正人・前全国市長会会長が選出されました。

 実はこの総会に先立つ9月、日本から台湾へのワクチン提供の返礼として、台湾・桃園市にある不織布メーカー大手の易廷(イーティン)企業有限公司が124万枚のサージカルマスク(医療用マスク)を日本に寄贈。マスクは9月13日に船便で日本に着き、謝長廷・台北駐日経済文化代表処の計らいにより、124万枚のうち90万枚が「日台共栄首長連盟」に所属する63の自治体に贈られました(市には1万6,000枚、町村には1万枚)。

 福岡県古賀市の田辺一城(たなべ・かずき)市長もすでに会員となっていたことから、古賀市にも1万6,000枚が贈られました。

 古賀市は市内の小学校や中学校に配布したところ、児童や生徒たちから「台湾の皆さんにお礼を伝えたい」という声があがり、そこで去る1月27日、古賀市内11の小中学生の児童・生徒たちがオンラインによる「感謝の気持ちを伝える会」を企画。また、小・中学生の代表11人がそれぞれの感謝の気持ちを込めた素晴らしい作品をつくって持ち寄り、田辺市長をはじめ、来賓に台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊処長を招いて感謝の思いを伝えたそうです。

 田辺市長も陳処長も心から感激したそうで、田辺市長はブログで多くの写真とともに「困っているときこそ、思いやりの心、支え合いの行動。『ありがとう』の往復は国際交流の原点です。陳総領事からも日本と台湾の友好関係への熱い思いが披露され、みんなでこれからの交流促進に向けた決意を共有することができました。本当に素晴らしい時間でした」とつづられています。下記にその全文をご紹介します。

—————————————————————————————–日台友好マスク感謝の気持ちを伝える国際交流福岡県古賀市長 田辺一城【古賀市長 田辺かずきオフィシャルブログ:2022年2月2日】https://ameblo.jp/tanabe-kazuki/entry-12724666859.html

 台湾に感謝の気持ちを伝えよう!

 1月27日、台北駐福岡経済文化弁事処(総領事館に相当)の陳銘俊・総領事に古賀市にお越しいただき、「日台友好マスク 感謝の気持ちを伝える会」を開催しました。

 オンライン活用のハイブリッド形式で、市内の8小学校3中学校の全校が集まりました。会場には古賀東小と古賀中が代表して参加し、他の学校の子どもたちは教室などから。1校ずつ、台湾から不織布マスクをいただいたことへの感謝の気持ちを伝え、それぞれの想いを込めて手作りした作品をお贈りしました。

 古賀市は昨年の秋、台湾からいただいたマスクを修学旅行生の小学6年生と中学2年生、受験に向けて頑張っている中学3年生、さらに妊婦の皆さんにお渡ししました。その後、子どもたちから私に直接「台湾の皆さんにお礼を伝えたい」との相談があり、今回の会の開催につながりました。

 今回のマスクをきっかけに子どもたちは1人1台配備したパソコンも使いながら、それぞれ台湾のことを学びました。そして、それぞれの感謝の気持ちが込められた多くの素晴らしい作品をつくってくれました。

 日本政府が台湾にワクチンを供給し、そのお礼としてマスクが日本に贈られ、私が「日台共栄首長連盟」のメンバーであることから古賀市に1万6000枚が届き、そのお礼に子どもたちが気持ちを伝える──。

 困っているときこそ、思いやりの心、支え合いの行動。「ありがとう」の往復は国際交流の原点です。陳総領事からも日本と台湾の友好関係への熱い思いが披露され、みんなでこれからの交流促進に向けた決意を共有することができました。本当に素晴らしい時間でした。ありがとうございました!

 なお、この日夕方のKBC「シリタカ!」とRKB「タダイマ!」で放送されました。KBCは翌朝の「アサデス」でも。読売新聞は1月31日付朝刊で報じてくれています。さらに、台湾新聞でも。感謝いたします。

◆“日台友好マスク”小中学生が感謝伝える会 福岡・古賀市 [RKBオンライン:2022年1月27日] https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/rkb/region/rkb-20220127-00004771

◆マスク寄贈のお礼に「感謝の気持ちを伝える会」〜古賀市の小中学生ら企画 [台湾新聞:2022年1月28日] https://taiwannews.jp/2022/01/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%AF%84%E8%B4%88%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%A4%BC%E3%81%AB%E3%80%8C%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E6%B0%97%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%82%92%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E4%BC%9A%E3%80%8D/

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 福岡県内でも新型コロナウイルスの感染がさらに拡大しています。古賀市内の幼稚園や保育所、小中高校でも陽性確認が相次ぎ、休園や学級閉鎖等の措置も講じられています。引き続き、力を合わせて感染拡大防止を図っていきましょう。なお、感染された方々やそのご家族への最大限のご配慮をよろしくお願いいたします。

 古賀市はワクチンの3回目接種を順調に進めており、さらなる加速を検討しています。整い次第、皆さんにもお伝えさせていただきます。

──────────────────────────────────────※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。