振興協議会)と台湾の「日月潭サイクリングコース」(台湾サイクリスト協会:中華民国自行車騎
士協会)が締結した。
これまで日台間では、自治体をはじめ、湖、山、博物館、温泉、鉄道、学校などさまざまな姉妹
協定が結ばれてきているが、サイクリングコース同士の姉妹提携は画期的な発想だ。
愛媛県は今後、台湾との交流を拡大するため、県と市町が連携して多言語案内板の設置など受け
入れ態勢を強化しようと取り組む。下記にその記事を紹介したい。
日本全国にサイクリングコースがある。瀬戸内しまなみ海道がモデルになるよう期待するととも
に、今後も台湾と日本のサイクリングコース同士の提携が出てくることにも期待したい。
愛媛県など、台湾と自転車交流拡大
【日本経済新聞:2015年2月18日】
愛媛県は17日、県・市町連携推進本部の会合を開き、2015年度に取り組む市町との連携事業を決
めた。瀬戸内しまなみ海道でのサイクリングを核に台湾との交流拡大を進める。多言語案内板の設
置など外国人観光客の受け入れ態勢を強化する。四国での新幹線の実現を目指し、市町と連携して
啓発事業を実施し、導入に向けた機運を高めていく。
県と市町との間での新規の取り組みは17項目。観光振興では、西日本最高峰の石鎚山を中心とす
る山岳地域のブランド化に取り組む。モニターツアーを実施したり、県外の旅行会社に旅行商品化
を打診したりするなど、観光客の増加を目指す。
大規模災害に備えて障害者の意思表示カードの導入を目指す。例えば、聴覚障害者に手話か筆談
で状況説明を求めるカードを持ってもらうことで、周囲が戸惑うことなく支援できるようにする。
16年度の運用開始が目標だ。
このほか愛媛の認知度が低いため、首都圏など都市部のメディアで露出度を高める戦略を練る。
15年度は県産農水産物のほか、宇和島伊達400年祭など節目の行事の情報発信を強化する。