振興協議会)と台湾の「日月潭サイクリングコース」(台湾サイクリスト協会:中華民国自行車騎
士協会)が姉妹自転車道協定を今治市大三島の村上三島記念館で締結した。日本と台湾の初の自転
車道提携に心から祝意を表したい。
調印式には、瀬戸内しまなみ海道振興協議会会長の平谷祐宏(ひらたに・ゆうこう)尾道市長と
台湾サイクリスト協会の董俊仁理事長など100人が臨んだ。調印式後、近くの道の駅「多々羅しま
なみ公園」において、中村時広(なかむら・ときひろ)愛媛県知事や湯崎英彦(ゆざき・ひでひ
こ)広島県知事らと記念碑「サイクリストの聖地」の除幕式を行った。
瀬戸内しまなみ海道サイクリングコースは、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約70キロの
サイクリングコースの中に、日本で初めて海峡を横断できる「瀬戸内海横断自転車道」もある、サ
イクリスト憧れの自転車道だという。年間約18万人が走る。
一方の日月潭サイクリングコースは、周囲33キロの日月潭(じつげつたん・にちげつたん)を走
り、年約70万人が訪問、景観や受け入れ態勢は世界屈指と言われている。
しまなみ海道と台湾、日月潭、姉妹自転車道に
【愛媛新聞:2014年10月26日】
愛媛県今治市や上島町、広島県尾道市などでつくる瀬戸内しまなみ海道振興協議会と台湾サイク
リスト協会は25日、しまなみ海道と台湾・日月潭(にちげつたん)サイクリングコースとの姉妹自
転車道協定を締結した。国際的な交流人口拡大を進め、地域活性化を図る。
同協会は1999年に設立され、会員は3万人を超える。日月潭は台湾中部にある湖を周回するコー
ス。景観や受け入れ態勢は世界屈指で、年間70万人以上の自転車愛好家が訪れている。
協定は、サイクリングイベントなどを通じて、しまなみ海道と台湾の交流が深まっていることを
踏まえた。双方の自転車道のブランド力向上▽自転車走行環境整備に関する情報収集・交換▽国際
的なイベント開催―などに取り組む。
今治市上浦町井口の村上三島記念館で調印式があり、協議会会長の平谷祐宏尾道市長が「世界に
誇る日月潭との姉妹自転車道協定は歴史的で、誘客促進への期待が確信に変わる」とあいさつ。協
会の董俊仁理事長は「しまなみ海道は台湾のサイクリストが一度は訪れたい場所。協定は大変光
栄」と述べた。