台湾政府は故安倍晋三・元総理に対し「長年にわたり台日関係の発展のために尽力された」として「特種大綬卿雲勳章」を授与することを決定し、1月26日、東京・港区の台北駐日経済文化代表処で行われた伝達式において謝長廷代表から安倍昭恵夫人に手渡されました。
ちなみに、日本政府は銃弾に斃れた7月8日付で安倍元総理を従一位に叙し、日本の勲章では最高位の大勲位菊花章頸飾と大勲位菊花大綬章を授与しています。
安倍元総理は生前、米国やブラジル、インド、サウジアラビヤ、スペイン、ギリシャなどから勲章を授与されているそうですが、総理時代に「重要なパートナー」と位置づけた思い入れ深い台湾からの栄典は殊に嘉されているかもしれません。
—————————————————————————————–謝長廷駐日代表が台湾政府を代表し故日本元首相安倍晋三氏への「特種大綬卿雲勳章」を追贈【台湾週報:2023年1月26日】https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/90093.html
台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は1月26日、駐日代表処にて中華民国(台湾)政府を代表し、日本国元首相故安倍晋三氏への「特種大綬卿雲勳章」を授与し、安倍昭恵夫人が代表して受章した。
謝代表は挨拶で、「安倍元首相は台湾に最も友好的だった日本国首相であり、安倍元首相のご逝去は台湾を震撼させた。台湾では政府から民間まで人々が思い思いの形で哀悼の意を表した。蔡英文総統はフェイスブック上で追悼メッセージを発し、安倍元首相の国葬儀に代表団を派遣した。また、山口県で行われた県民葬にも台湾からは立法委員を含め約100人が参列した」と述べ、長年にわたり台日関係の発展のためにご尽力された安倍元首相への敬意を表するため、台湾政府から「特種大綬卿雲勳章」を追贈した。勲章伝達式は厳かかつ和やかに執り行われた。
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