蕭万長・副総統は旧正月の26日、午前9時半に李登輝・元総統の自宅を訪問、1時間あま
りにわたって会談した。
李登輝・元総統は、ハイレベルで高品質の農業、環境に優しいエネルギー、医療福祉、
文化クリエイティブ産業が台湾の発展方向だとの見方を示した。李・元総統はそして、
「中国大陸との関係発展に反対はしないが、台湾は自分たちの力で経済を発展させ、しっ
かりと歩むことが必要だ」と述べ、中国大陸を台湾の経済発展の基礎にすべきでないとの
考えを強調した。
李登輝・元総統はまた、「心の建設」の重要性にも言及、「この時代には私も学び、充
電することが必要だ」と述べ、近々、神学院で教えをこう考えも明らかにした。
旧正月、馬英九・総統が李登輝・元総統と年始会談
【1月26日 台湾国際放送ニュース】
旧暦の新年となった26日、英九・総統は総統府の!)春柏・秘書長とともに午前11時ごろ
に李登輝・元総統の自宅を訪れて1時間ほど会談。
会談は非公開だったが関係者の話によると、馬・総統と李登輝・元総統は、離島・馬祖
の風土、人々の様子から清朝末期に台湾初の最高地方統治官だった劉銘伝が行ったこと、
台湾の歴史や由来まで幅広く歓談した。
李登輝・元総統、馬英九・総統のいずれも台北市の市長を務めた経験を持っており、台
北市の建設状況についても意見交換。馬英九・総統は、李登輝・元総統が台北市長の時代
に行った翡翠ダム建設は台北の慢性的な水不足問題を解消し、台北市のその後の発展に大
きく寄与したと称えた。
李登輝・元総統は最後に、台湾における現在の経済状況を憂う立場を示し、馬英九・総
統が対外輸出の拡大に力を入れて経済をてこ入れすることに期待。この日は馬英九・総統
に先立ち、蕭万長・副総統も李登輝・元総統を訪ねた。李・元総統は、具体的な提案は蕭
・副総統に伝えたとして、馬・総統がこれらを参考にして台湾の経済のために共に努力し
てほしいと述べた。