台湾史、中国史から「分離独立」へ

【1月30日付 朝鮮日報Web版】

 台湾は今年3月の新学期から使用する歴史教科書で、これまで中国の歴史を「本国史」と
呼び、中国を「本国」と呼んでいた表現を改め、「中国史」「中国」などの表現を使い、
中国大陸と台湾史の完全な分離を試みている、と中国の各メディアが29日に報じた。

 中国新聞網など、中国の各オンラインメディアは、台湾が台湾史と中国大陸の歴史の完
全分離に向けた行動の一環として、これまで中国を「わが国」と呼んでいた慣例を改め、
中国は「中国」、台湾は「台湾」と分離して呼ぶようになったと伝えた。

 また、中国の各オンラインメディアの緊急ニュースによれば、台湾は新しい歴史教科書
で、「秦の始皇帝が他の6国を滅ぼし、天下を統一した」という記述から「天下を統一」と
いう部分を削除し、「秦の始皇帝が他の6国を滅ぼした」と記しているという。このほかに
も、「漢が匈奴(きょうど)を征伐した」「征討した」という記述を「漢が匈奴を攻撃し
た」に改めるなど、中国を美化してきたこれまでの慣例から脱し、中国を客観的に眺めよ
うとする試みがなされている。

 台湾は、来年の2008北京オリンピックをきっかけに分離独立の動きを本格化させるもの
と予想されており、中国と台湾の歴史を分離しようとするこうした試みに対しては、中国
の激しい対応が予想される。          (北京=パク・スンジュン特派員)


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