こんにちは、メルマガ発行人の小籠包(しょう・ろんぽう)です。
台湾メルマガ創刊3号をお届けいたします。約2年半の間、台湾・台北市に住み、体験したアレコレや実際に口にしたグルメの数々、台湾で子育てしたこと、親切な台湾の人々との心温まるエピソードなど、これを読めば台湾に行きたくなる、最終的に住みたくなるメルマガを目指しています。どうぞ宜しくお願いします!
読者も100人を突破し、ますます充実した内容でお届けいたします。
今回も台湾にしかない面白い習慣、里帰りした妻がついに台湾へ帰って来る話、台湾お役立ち情報など、内容満載でお届けいたします。お楽しみに!(小)
—————————————————————————————–■ ココが違うよ、台湾人。日本では信じられないオモシロ習慣 第一回 中秋節—————————————————————————————–
台湾には日本とも、そして中国とも違う習慣や風習がいくつもあります。
そんな独特の「ならわし」の中から、私、小 籠包が特に面白いと感じたものをご紹介します。
台湾に住んで半年も経たないうちに、日本で言うところの「お月見」(中秋の名月)に当たる、「中秋節」という記念日(祝日)を経験しました。この日にちは毎年変わるのですが、今年は10月4日。
ただのお月見の日が、台湾では旧正月やドランゴンボートで有名な端午節と並ぶくらいに、3大イベントのうちの一つになっています。日本だと月見だんごにススキを飾るくらいですよね。
では、この日に何が行われるかと言うと、街中を見れば少しだけヒントになるものがあります。
今の時期、スーパーに行くと、大量の「木炭」が積み上げられており、しかも売れまくっています。そして、お肉のコーナーでは、タレに漬け込んだカルビや、骨付きのリブロースが大量に並べられ、こちらも袋に入れてバンバン買って行く家族づれや若者たちの姿が。おいおい、買いすぎじゃ……。
勘の鋭い方はもうおわかりですね? そう、この中秋節の日は、台湾の人たちが街中や河原などで、なぜかバーベーキューを一斉にやる、という習慣があるんです。嘘じゃないですよ、マジです。
私が住んでいた頃、中秋節の日は大通りに面した場所で椅子とバーベキュー用の網、木炭などを置いて、会社員の人たちが職場の前でバーベキューをしてました。もちろん、スーツ姿で……。
それだけじゃありません、台北市内を流れる川の近くでは、ものすごい人数の台北市民が陣取って、そこかしこでバーベキューをしているではありませんか! しかも街中が煙に包まれてケムい……。
元々は、その年の収穫や神様に感謝をし、家族が集って過ごす日だったという中秋節。この日は、月餅や文旦(デカイ柑橘類)を贈り合う習慣があり、それは今でも行われています。この時期はお菓子屋さんで色々な月餅が売られ、それを見たり食べたりするだけでも面白いですよ。
私は塩味の卵の黄身が入った月餅というものを会社でいただきました。ちょっと変わった味でした。
では、以前はなかったというこのバーベキューの習慣。その経緯はというと、一説には、80年代にバーベキュー用のコンロの輸出が振るわなかった業者が、国内販売に力を注ぐため、中秋節にバーベキューをする習慣を流行らせた、というのが真相のようです。バレンタインみたい……。その後、焼肉のタレを売り出したいメーカーも乗っかって、台湾でいつの間にか習慣化したとのこと。
もうすぐ、その中秋節がやってきます。これから10月4日頃に台湾へ旅行に行かれるという方は、どうか街中で堂々と(道路にはみ出して通行人を妨害しながら)バーベキューに興じる人を見ても、決して怒らないでくださいね(笑)。そして少しくらい煙くても、ホテルの窓を閉めれば大丈夫です。
なんなら、その焼肉に、まるで友達のような顔をして飛び入り参加しちゃってください。人懐っこい台湾人なら、あなたをきっと歓迎してくれますよ。肉を食べすぎなければ、ですけどね。
—————————————————————————————–■ 台湾de子育て体験記 第四回 台湾で子育て開始。子供が寝ないよ—————————————————————————————–
(前号からの続きです)日本で里帰り出産した妻。無事に元気な男の子を出産しましたが、床に寝かせると背中がつくだけで泣き出すという敏感な子ゆえ、毎日の寝かしつけが大変。
私は仕事があるため、出産の立会いから数日後に台湾へ帰りましたが、妻は自分の実家で、生まれたばかりの赤ちゃんを毎日のように寝かさなくてはならず、ストレスと疲労は限界に。
当初、すべての予防接種を日本で受けてから台湾に帰ってくるはずだった妻と息子は、予定より3ヶ月も早く、台湾の自宅へ帰ってくることになりました。寝ないのなら仕方ない……。
さあ、寝ない息子を寝かせないといけない夫は、台湾で一人、腕組みをして考えていました。寝ないなら、寝かしてみせよう、我が息子。台湾で子供を揺らせて寝かせるベッドのようなものを、買ったら高いので、レンタルしているところはないだろうかとネットで調べたところ、台北市内の郊外に一軒だけ、育児系のグッズをレンタルしている業者のページを発見しました。
To baby 婦幼用品百貨 ↓Google MAPS ストリートビューはこちらhttps://www.google.co.jp/maps/@25.0856851,121.4633658,3a,75y,45.47h,96.45t/data=!3m6!1e1!3m4!1sserBRm4kuuHvQSVOM3dTew!2e0!7i13312!8i6656
電話でカタコトの中国語を使い「子供を揺らすベッド」と説明するも、なんだか全然通じない……。
これは行って直接話した方が早いなと思い、あるMRTの終点で降り、そこから20分ほど歩いて、その店にたどり着いたのでした。妻と息子が台湾に来る日まであと一週間。時間がない。
店はこじんまりとした赤ちゃんグッズの店でした。そして、気さくな40代くらいの店主が一人。こちらがスマホの画面を見せたりジェスチャーで説明すると、なんとか意図を汲み取ってくれ、手動の揺らすベッドを出してきてくれました。ホッ、これなら安心。息子が来台する翌日から、約1ヶ月間、この揺らすベッドをレンタル予約して、当日取りに行くからとだけ伝えてこの日は帰宅。
しかし、このベッドが思いもよらぬ悲劇を生むことになろうとは、誰も知る由もありませんでした。
(怒涛の台湾育児ライフは次号へつづく)
—————————————————————————————–■ お役立ち台湾情報ピックアップ!—————————————————————————————– 台湾に関するお役立ち情報をピックアップしてご紹介するこのコーナー。
今回は、台湾にある日本統治時代の建築が近年、観光地化されて賑わっているという記事です。
台湾では今、古き良き「日本統治時代の建物」が観光地化されている http://www.mag2.com/p/news/266495
日本の統治時代の建築がこれだけ親しまれているということは、台湾では日本だった時代を、負の歴史としていないという証拠ではないでしょうか。現に、台湾で出会った人の中には、日本のインフラ整備に感謝している、といったことを話してくれた台湾人の方もいました。こうした日台の歴史は、後世まで残していただきたいですね!
このメルマガでも今後、こうした日本時代に建てられたスポットを少しずつ紹介していきます!
—————————————————————————————–■ 編集後記—————————————————————————————– 最後までお読みいただきありがとうございます。
このメルマガでは、台湾子育て生活のエピソードや、観光お役立ち情報、現地の台湾人、日本人による最新情報もお届けする予定です。
グルメも、マニアックな店から有名店まで、有益な情報をお知らせします!
このメルマガは前号から毎月8の付く日に発行となりました。毎月8日、18日、28日発行です。月3回のお届けとなります。
台湾でこんな場所見つけたよ、こんな場所の情報を知りたい、私も台湾で子育中orしたことありますなどなど、お便りも募集中です。
お読みになった感想でも結構ですので、下記メアドまでお送りください。
それでは、次号もお楽しみに!! 再見!!(小)
台湾大好き!メルマガ「レレレの台湾」
2017.09.28 創刊3号☆発行責任者:小 籠包☆問い合わせ:t.yorodu@gmail.com☆登録・解除:http://www.mag2.com/m/0001680807.html