日現在の義捐金総額が約193億759万円(66億5,779万台湾ドル)に達し、また、台北事務所
(駐台湾日本大使館に相当)と高雄事務所(駐台湾日本領事館に相当)に寄せられている
義捐金が7月4日現在で約11億5,000万円、総額は200億円を突破して204億6,000万円になっ
ていることをお伝えしました。
そうしましたら、本誌読者から「これまでの台湾の義捐金が日本の被災地にいつからど
のようにどのくらいの金額が渡っているかをいつも知りたいと思っています」とのお便り
をいただいた。結論から言いますと、義捐金のほとんどは日本に来ています。
まず台北事務所と高雄事務所に寄せられている義捐金ですが、両事務所とも、寄せられ
た義捐金額と日本赤十字社に送金した総額を表示し、下記のような説明をしています。
≪※当事務所で受け付けた義捐金は,日本赤十字社に全額を送金しています。同社に寄せ
られた義捐金は、被災自治体に設けられる「義捐金分配委員会」に送金され被災者に現金
で渡されます。
※当事務所から日本赤十字社への送金は,1ヶ月分をとりまとめて送金しています。次回
の送金は9月1日(木)を予定しています。≫
◆交流協会台北事務所が受け付けた義捐金受付状況等について(8月8日)
http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/Top/05DFACDE8B587ED049257876000F10CB?OpenDocument
◆交流協会高雄事務所が受け付けた義捐金受付状況等について(8月15日)
http://www.koryu.or.jp/kaohsiung/ez3_contents.nsf/Top/DC006D9202212642492578760015E8DF?OpenDocument
また、台湾の外交部が発表している義捐金ですが、先に述べたように総計は66億5,779万
元(約193億759万円)で、内訳を、政府機関(7億5,778万元=約21億9,756万円)、民間団
体(52億4,794万元=約152億1902万円)、民間の独自支援(6億5207万元=18億9100万円)
の3つに分け、7月20日現在までの募金額と日本への送金状況を表示しています。詳しくは
下記をご覧ください。
これを見ますと、政府機関と民間の独自支援の義捐金はすべて日本に届けられていて、
民間団体も中華民国紅赤十字総会を除き、すべて日本に届けられているようです。
中華民国紅赤十字総会には23億8,230万元(約69億円)が寄せられ、この中には台湾政府
からの義捐金1億元も含まれているそうです。このうち、日本へは日本赤十字社に4.3億元
(約12億4,700万円)が送られているとのことです。
つまり、台湾で寄せていただいた義捐金は中華民国紅赤十字総会に残っている約19億5,0
00万元(約56億6,000万円)以外は、日本に届いているという状況のようです。
◆政府與民間針對日本3月11日地震海嘯募款情形彙整表(7月20日)
http://www.mofa.gov.tw/webapp/ct.asp?xItem=51298&CtNode=2245&mp=1
台湾の外交部のホームページには7月20日以降の動きは掲載されていませんので、その後
の動きは分かりません。また日本政府が台湾からの義捐金の送付状況を把握しているかど
うかも不明ですが、以上のような次第ですので、ご安心いただいてよろしいのではないか