「台湾農業の父」「嘉南大圳の父」として、今でも台湾の人々から慕われている八
田與一(はった よいち)の故郷金沢にある「ふるさと偉人館」が、昨年10月26日から特
別展を開催していることを本誌でもお伝えしてきましたが、この2月25日が最終日となりま
した。
■金沢市立ふるさと偉人館
http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/ijin/index.htm
八田與一は明治19年(1886年)2月21日生まれで、昨日がちょうど120回目の誕生日でし
た。ふるさと偉人館ではそれを記念し、昨日、「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」の
中川外司(なかがわ とし)さんを迎えて講演会を行い夫妻の顕彰活動を振り返ったこと
を地元紙の「北國新聞」伝えていますのでご紹介します。
2月26日には八田技師の少年時代を描いた絵本『よいっつぁん 夢は大きく』が北國新聞
社から出版されるそうですので、本誌でもいずれご紹介しますが、北國新聞社のホームペ
ージの「本」→「マンガ・絵本」からも注文できます。
■北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/
ちなみに、海外の建設工事に活躍した日本人技術者、青山士(あおやま あきら)、八
田與一、久保田豊(くぼた ゆたか)の3人を絵本で紹介した絵本『海外の建設工事に活躍
した技術者たち』(土木の歴史絵本 第5巻)も出版されていて、本誌でもすでに紹介して
いますが、絵本とはいえないほど詳しくそれぞれの生涯を描いています。「こんな立派な
日本人がいたんだ!」と、日本が思わず誇らしく思えてくる一冊です。
『海外の建設工事に活躍した技術者たち』
■著者 かこ さとし
■発行 瑞雲舎(2005年2月15日)
■定価 1,260円
八田技師の誕生日祝う 金沢市ふるさと偉人館 功績に思いはせ 26日に絵本発売
【2月22日付 北國新聞Web版】
金沢市ふるさと偉人館で開催中の「生誕百二十年八田與一(よいち)展」の記念講演会
は二十一日、同館で開かれ、「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」世話人代表の中川外
司さんが、夫妻の顕彰活動を振り返った。
中川さんは、八田技師を知ったきっかけや、初めて台湾での墓前祭に参列した時の感動
などを紹介し、「台湾で八田技師夫妻を慕う人が増えている」と語った。
この日は八田技師の百二十回目の誕生日にあたり、講演会に続いて開かれた誕生会では
、参加者が百二十本のろうそくに火を付け、八田技師夫妻の功績に思いをはせた。
八田技師の少年時代を描いた絵本「よいっつぁん 夢は大きく」(北國新聞社刊)が、
講演会の席上、松田章一館長から紹介された。県ゆかりの偉人を紹介する「ふるさと偉人
絵本館」の第四巻で、二十六日に発売される。
写真:八田技師の誕生日を祝い、ろうそくに火を付ける参加者=金沢市ふるさと偉人館
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