国59年)1月の『国民中学地理教科書』を引っ張り出せば一目瞭然。尖閣諸島は「尖閣群
島」として表記され、国境線も「尖閣群島」と台湾(中華民国)の中間に引かれています。
企業幹部が実名 中国版ツイッター「尖閣諸島は日本領土」根拠に公式地図
【産経新聞:2012年8月25日】
【上海=河崎真澄】中国広東省の民間企業幹部が24日、中国版ツイッター「微博」で
「1949年から71年まで中国政府は釣魚島(尖閣諸島)を日本の領土と認めていた」と異例
の発言をした。日本領有を示す53年1月の中国共産党機関紙、人民日報の記事や、複数の公
式地図など根拠を挙げている。微博では中国国内からの感情的な反論に加え、「知識のな
い大衆が中国共産党に踊らされたことが分かった」などと賛同する見方も広がっている。
発言をしたのは同省広州の電子サービス企業、広東捷盈電子科技の取締役会副主席との
肩書を持つ女性の林凡氏。林氏は微博の運営会社、新浪微博から「実名」の認証を受けて
おり、10万人以上の読者をもつ。
林氏の資料によると、人民日報は53年1月8日付の紙面に掲載した記事で「琉球群島(沖
縄)は台湾の東北に点在し、尖閣諸島や先島諸島、沖縄諸島など7組の島嶼からなる」と表
記していた。中国当局が監修した53年、58年、60年、67年に発行した地図の画像も示した
が、その多くが「尖閣群島」「魚釣島」などと表記。日中境界線も明らかに日本領土を示
している。
林氏は冷静に証拠を積み重ねた上で「中国政府はこれでも釣魚島はわれわれの領土だと
いえるのか」と疑問を投げかけた。中国国内からの反応には、「資料をみて(尖閣諸島
が)日本領だったことが明白に分かった」「(当局に)タダで使われて反日デモを行う連
中には困る」などと、林氏支持の発言が出ている。
一方、25、26の両日も、尖閣諸島の問題を巡る反日デモが、四川省南充や浙江省諸曁、
広東省東莞、海南省海口など、地方都市で呼びかけられており、混乱は今後も続きそう
だ。