統、呉敦義・行政院長(首相に相当)、楊進添・外交部長(外務大臣に相当))にそれぞ
れ書簡を送り、菅直人首相から台湾へ寄せられた公開書簡の内容を伝えた。
また同日、交流協会台北事務所において記者会見を開き、今般の台湾からの多大な支援
に対して感謝の意を表した。それを「台湾週報」が伝えているので下記にご紹介したい。
台湾の東日本大震災への支援活動に対し、日本交流協会台北事務所の今井正・代表らが感
謝の意を表明
【台湾週報:2011年4月12日】
東日本大震災発生から1カ月を迎えた4月11日午後、「日本交流協会台北事務所」の今井
正・代表は、「台湾日本人会」の草野浩一郎・理事長、「台北市日本工商会」の岸本恭
太・理事長代行と共に、日本交流協会において記者会見を開き、日本の震災に対し、友好
的な支援を行ってくれた台湾の人々に感謝の意を表明した。
記者会見の会場には、台湾の各年齢層の児童生徒から送られてきた励ましのカードも披
露され、数多くのカードには励ましの言葉と絵がぎっしり書き込まれ、その多くが直接日
本語で書かれたものだった。
今井・代表はあいさつの中で、「台湾の皆様が日本の震災発生後、ただちにさまざまな
方法で支援を行っていただいた。馬英九総統も自ら慈善の募金活動に参加されると共に、
緊急救難救助隊および義援金や支援物資の提供もしていただき、台湾にいる日本人は深く
心を打たれた。このような温かい支援の下で、日本人は必ずや一致団結し、全力を尽くし
て、復興再建の道を邁進していくものである。今後も台日間の密接で、深い関係がより一
層強靭なものになるよう努力していく」と感謝の意を表した。
また、今井・代表は、「台湾各界は幼稚園児から80代の年配の方までが、励ましのカー
ドを交流協会に送ってこられ、深く感動した。私はこの感激を心に銘記しておく。日本は
現在、厳しい試練に直面しているが、かつて災難に遭った際にも、一つ一つ克服してきて
いる。今後、各界の大きな励ましの下で、この難関を乗り越えていくものと確信してい