ど!と唸っていたら、またまた「地球偽」が見つかった。「やのまん」という日本で初
めてジグソーパズルを完成した、台東区蔵前に本社がある玩具メーカーだ。
以下、昨日発行の永山英樹氏(本会理事)のブログ「台湾は日本の生命線!」から転
載してご紹介します。 (編集部)
■ブログ「台湾は日本の生命線!」
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-272.html
さらに発見!中国監修の偽造地球儀−研、タカラだけではなかった(続報+続報2)
学研トイズやタカラトミーの音声付地球儀が台湾を「台湾島」と表示し中国領土に扱
いし、それが問題となって販売中止となったが、まだ同じような地球儀が販売されてい
ることがわかった。
「やのまん」と言うメーカーの地球儀(3Dパズル)がそれである。
http://www.yanoman.com/cgi-bin/shop/inventory.cgi?dispsel=all&strings=2096-
0103&mode=dtl&direction=
このブログに寄せられたogossanと言う方からの以下のコメントでそれを知った。
地球儀パズルも
学研、タカラだけではなかった。1月12日の朝刊に一面広告で宣伝していた、やのま
んの「3Dパズル・青い地球儀」も台湾島と表記してますよ。
製造元に問い合わせたら、「弊社の3Dパズル・青い地球儀は中国で生産しており、
中国製の製品は慣例的に中国の監修に従っていることによります。」と悪びれることも
なく回答してました。
そこで本十五日十三時過ぎ、私も調査するため、同社の「お客様相談室」に電話し、
「台湾を中国領土として扱っているのは本当か。それが事実なら偽装食品ならぬ偽造地
図だ」と話すと、電話は営業統括部に回された。そこで「子供たちを騙す偽造地図を問
題視している」と、電話をした意図を伝え、いろいろと聞いてみた。以下は私の質問と
相手の回答。
──「台湾島」と表示されているのか。中国領土と言うことか。
そうだ。これは「台湾諸島」と言う意味だ(※それ自体は中国領土を意味しないと言う
ことか)。(学研などの)他社は台湾の部分にペンを合わせると「中華人民共和国」と
アナウンスされるようだが、これはパズルなので違う。
── 台北には首都マークはついているか。北京はどうか。
ついていない。北京には星マーク(首都の記号)がある。
── ロシアはオレンジ色で、中国は紫色で表示されているようだが、台湾も中国と同
一色か。
そうだ。
──「中国で生産するから中国の指示に従っていると説明しているそうだが」
(慌てて)後でこちらから電話する。あなたの電話番号を。
対話は以上だ。先方が少し狼狽気味だったので、うっかり何の要求もできずじまいだ
ったが、とにかく今、相手の電話を待っているところだ。現時点で、あれから間もなく
一時間が経過しようとしている。
それにしても、ここまで中国監修の偽造地球儀に溢れていたとは……。
■「やのまん」への抗議にご協力を!
お客様相談室:0120-124-394(フリーダイヤル 受付:平日10〜17時)
お問合せフォーム:
https://www.yanoman.com/cgi-bin/form/spg.cgi?_sub=form&_type=contact
【続報】
十五時ごろ、「やのまん」の「お客様相談室」から「台湾島表記について」と言う文
書がファックスで送られてきた。そこにはこうある。
「現在、私どもは、外務省、文部科学省等の関係省庁に意見を求め、その見解、評価、
助言に従うことにしております。どうぞ、ご理解いただきたく、よろしくお願い申し上
げます」
ファックスの送り主とはまだ連絡がつかないので、詳しいことはわからないが、もし
これら「関係省庁」が「台湾を中国領土としてよろしい」との「見解、評価、助言」を
しているのなら、これは一大事だ。なぜならそれは「台湾を中国領土と承認していない」
政府の見解に反するからだ。
私の知人が「やのまん」に抗議の電話を入れたところ、「外務省のHPを参考にして
いる」として、「台湾島」を正当化していたそうだ。
たしかに外務省のHPに掲載されている地図には台湾は中国領土と描かれているが、
これについては先日、同省中国課が「政府見解とは違う」として、その修正を誓ったば
かり。文科省もそのような地図を掲載する教科書の地図帳を検定で合格させているが、
やはり中国課は「文科省のやり方は政府見解を超えている」と指摘していた。
本当に外務省や文科省などは「やのまん」にそのような助言をしているのだろうか。
その一方で学研地球儀が「台湾島」としたことで「文部科学省や外務省は『市販の学習
教材とはいえ、前代未聞』」と驚きを隠さない」と報じられているのだが(夕刊フジ、
1月9日)。
それが事実だとしたら、もはや「やのまん」だけの問題ではなくなる。
【続報2】
十七時ごろ、電話あり。「商品をどうするかは検討中。少し時間をくれないか」との
こと。
外務省や文科省からどのような助言をもらっているかについては、はっきり答えず。
「これからもらう」と言った言い方もしていた。
「顧客に間違った情報を与えてはならない」「中国による企業利用の政治宣伝工作に
引っかかってはならない。加担してはならない」と訴えた。相手は一つひとつに頷いて
いた。
抗議はいろいろと行っている模様。メールマガジン「台湾の声」も抗議呼びかけを買
って出てくれている。これは中国の台湾併呑戦略における「世論戦」(対外世論工作)
との戦いでもあり、さらなる抗議への協力を呼びかけたい。
「やのまん」は「詐」を捨て「真」の回復を!
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