あこがれた日本人はどこへ[千葉県成田市 上田真弓]

3月24日付の産経新聞の読者投稿欄の「談話室」に、本会会員で千葉県成田市在住の上田
真弓氏(男性です!)の投稿が掲載されました。

 日本語世代の蔡焜燦さんや日本に留学してきた林建良氏の発言を思い出させるような内
容です。上田さんからもコピーをお送りいただきましたので、ここに転載してご紹介します。                                (編集部)


あこがれた日本人はどこへ

                             元会社員 上田真弓 47

【3月24付 産経新聞「談話室」】

 数年前に台湾を訪れたとき、40歳ぐらいの女性の立法委員(国会議員)とお話しする機
会があった。彼女はとても印象に残る、考えさせられる話をしてくれた。

 「私は小さいとき、祖母と母から、昔台湾にいた日本人はみんな素晴らしい人たちばか
りだった、日本人は立派だったといつも聞いていたので、そんな日本にあこがれて日本の
大学に留学しました。でも、祖母や母が言っていたような日本人はいませんでした」

 それ以来、彼女の言葉が頭から離れないのだが、最近のニュースを見ていると、彼女の
言った通りで、昔の日本人はどこに行ってしまったのかと、がっかりすることがあまりに
多い。

 公共心や道徳心が欠如していて、自分さえよければという考えの人が多い。公私の公の
精神がなく、私の精神ばかりである。彼女がまた日本へ来たとき「ああ、やっぱり日本人
は素晴らしい」と言ってくれるような、そんな日本にしたいものである。(千葉県成田市)


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