日発売)で門田氏の新著『汝、二つの故国に殉ず』をテーマに「台湾を救った『大和魂』」と題し
て対談している。
本書は、日本人を父に台湾人を母に生を享けた湯徳章(日本名:酒井徳章)が2・28事件で、中
国国民党に見せしめに銃殺されるまでの生涯を描いた日台同時発売の力作。12月半ばに日本は
KADOKAWAから、台湾では玉山社出版から出版されている。
金美齢氏の「読みながら涙が止まらなくて、今もこの帯を見るだけで泣けてきます」という印象
的な発言からはじまるこの対談は、日本人が台湾の「2・28事件」を知るための格好のテキストと
もなっている。
蒋介石の中国国民党が2万人とも3万人ともいわれる前途有為の台湾人を虐殺したのが1947年に起
きた2・28事件。
対談で金氏は、東京理科大学教授だった夫の故周英明氏が体験した2・28事件の生々しいエピ
ソードも交え、決然と「前途ある多くの学生が、台湾中で国民党に命を奪われたのです」と言え
ば、門田氏も「これは動乱鎮圧に名を借りた『エリート層の一掃』だったのです」と答え、2人の
息はピッタリ。ご一読を勧めたい。
2・28事件では日本人も犠牲になったことが判明している。日本人にとって他人事ではない。今
年は台湾の2・28事件から70年を迎え、蔡英文総統は2月28日、数千人規模の追悼式典を台北で開催
すべく準備を進め、台南市では頼清徳市長が「湯徳章紀年公園」で追悼式典を開く予定だ。
◆「月刊Hanada」3月号
http://www.asukashinsha.co.jp/book/b279939.html
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