去る2月28日、宮城県議会議長などをつとめられた日本李登輝友の会理事の相沢光哉(あいざわ・みつや)氏が膵臓癌のため逝去されました。
享年87。
相沢理事は昭和13年(1938年)12月7日、宮城県仙台市に生まれ、一橋大学商学部を卒業してキリンビール入社するも、1971年に仙台市議会議員となり、1991年には宮城県議会議員に当選し2019年に引退されるまで県議を務められました。
この間、県議会議長を2006年と2019年の2度つとめるとともに、神道政治連盟宮城県本部議員連絡協議会会長や宮城縣護國神社崇敬者総代、仙台市神社総代会会長、宮城県日台親善協会会長、北方領土返還要求宮城県民会議会長など数々の要職をも務めています。
県議会議長をもって2019年に政界を引退。
2020年には旭日中綬章を受章されています。
日本李登輝友の会の理事は、設立2年目の2005年4月からお亡くなりになるまで、実に20年の長きにわたって務めていただきました。
本会が2004年に呼びかけた、台湾からの一般旅行者に対する査証免除問題や、このたび省令改正されることになった戸籍の国籍改正問題などでも、意見書の取りまとめに奔走して宮城県議会として意見書を可決していただくなど、日台関係の深化に大きく寄与されました。
また、2007年5月30日に李登輝元総統が来日され、6月2日に仙台市を訪れたときには、相沢理事には瑞巌寺や松島ご訪問に同行していただくとともに、歓迎レセプションを開いていただきました。
相沢理事はその翌年6月、本会宮城県支部と宮城県日台親善協会の共同で松島の国宝の瑞巌寺境内にご夫妻の句碑を建立しました。
その7年後の2015年7月に曾文恵夫人を伴って李元総統が来日され、再び仙台市を訪問された折にこの句碑に案内されました。
お二人ともとても満足されたような晴れやかな笑顔でご覧になり、相沢理事もまた得心されたような笑顔がとても印象的でした。
相沢理事は李登輝元総統を心から尊敬されていたようで、昨秋、京子夫人を伴って訪台した折には五指山軍人墓地に眠る李登輝元総統のお墓に詣でられたそうです。
これまでのご教導に深甚の謝意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。
通夜と葬儀の予定は下記の通りです。
・日 時:
通 夜 3月6日(木)18時〜 (一般焼香:16時〜17時)
葬 儀 3月7日(金)10時〜
・場 所:
大満寺(だいまんじ)
〒982-0841 宮城県仙台市太白区向山(むかいやま)4丁目4-1
TEL:022-266-6096
https://www.daimanji.or.jp/a_map/map.htm
・喪 主:
相沢 直哉 様(ご長男)
*弔電は、大満寺、喪主様宛にお送りいただきますようお願いします。
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