<昭和55年から続く呉グリーンライオンズクラブと基隆(キールン)市中正獅子会の交流をきっかけに、平成28年6月、基隆市長から「基隆港建港130周年慶祝行事」への招待を受け、呉市長が基隆市を訪問しました。両市長の会談の中で、学校交流をはじめとして、姉妹都市提携を視野に入れた交流を進めることで思いが一致。その後も協議を重ね、平成29年4月、姉妹都市として提携しました。>
また、締結のポイントは「街の成り立ちや坂の多い町並みなど共通点」が多かったことだったと毎日新聞が伝えていますので下記に紹介します。
ちなみに、今年に入ってからの日台の都市間提携は下記の14件で、これまで年間提携数がもっとも多かった昨年と並びました。日台の絆はますます強くなり、交流は深化しています。
1)01月11日 熊本県と熊本市が高雄市と「友好交流協定」を締結2)01月13日 大分県竹田市と高雄市田寮区が「観光文化友好交流都市協定覚書」を締結3)02月08日 福岡市と台北市が「起業支援交流覚書」を締結4)02月09日 中津市と台中市が「自転車旅行と観光交流の促進に関する協定」を締結5)02月10日 三重県と台中市が「国際交流促進覚書」を締結6)02月17日 栃木県と高雄市が「経済と教育分野における友好協力覚書」を締結7)02月21日 宮崎県と新竹県が「友好都市交流協定」を締結8)04月28日 呉市と基隆市が「姉妹都市」を締結9)05月20日 和歌山市と台北市が「交流促進覚書」を締結10)06月01日 愛媛県と台中市が「友好交流覚書」を締結11)06月24日 富士宮市と台南市が「友好交流都市協定」を締結12)09月29日 尾道市と台中市が「友好交流覚書」を締結13)10月05日 宮崎県と桃園市が「友好交流協定」を締結14)10月13日 岐阜県飛騨市と嘉義県新港郷が「友好都市」を締結
—————————————————————————————–坂と港の街 呉市と台湾の基隆市提携【毎日新聞:2017年4月29日】
https://mainichi.jp/articles/20170429/ddl/k34/010/539000c写真:姉妹都市提携の協定書に調印した後、記念品を交換する林右昌・基隆市長(左)と小村和年・ 呉市長=広島県呉市で、大坪康巳撮影
呉市は28日、市内のホテルで台湾最北端の港湾都市・基隆(キールン)市との姉妹都市提携の調印式を行った。文化やスポーツ分野などで交流を進めるという。
基隆市は人口約37万人。日本統治時代に軍港が開かれ、三方を山で囲まれた天然の良港として発展した。街の成り立ちや坂の多い町並みなど共通点が多く、昨年6月、小村和年市長らが基隆市を訪れ、友好親善を進めることで合意した。
調印式の会場には基隆市の訪問団約50人が、今後、同市の学校との姉妹校提携が検討されている市立呉高の生徒の先導で入場。小村、林右昌両市長が協定書に調印した。
小村市長は「学校間の交流をはじめ産業、文化、スポーツなどさまざまな分野で交流を進めたい」、林市長は「呉は港や山などとても基隆と似ていて、自分の家に帰ったようだ。基隆港から日本に向かうクルーズ船も多く、これを機に呉港にも寄港できるようにしたい」と話した。 【大坪康巳】