校を締結した。台北駐日経済文化代表処の「台湾週報」が伝えている。
宮崎大学は「世界を視野に、地域から始めよう」を建学のスローガンとしていて、2007年3月に
は、その2年前に再開した台湾への叙勲で最初に旭日中綬章を受章してその栄に浴した蔡茂豊氏
(台湾日本語教育学会元理事長、元東呉大学外国語学院院長)を迎え、特別講演会「台湾の日本語
教育:過去、現在、そして未来」を開催したこともある。翌2008年11月にも蔡茂豊氏を招き、同じ
テーマで開催している。
昨年6月には、宮崎大学に留学した台湾人元留学生たち25名が台北市内に集い、蔡茂豊氏も来賓
として出席して「宮崎大学台湾同窓会」を設立、蔡清恩氏(国立屏東科技大学獣医学部副教授)を
初代会長に選出している。
蔡会長は「台湾と宮崎大学の関係をこれまで以上に近づけるように努力したい」と抱負を述べた
が、その第一歩が大葉大学との姉妹校締結となった。心から祝意を表したい。
つい最近も、国立金門大学が3月12日に北海道大学と、翌13日には広島大学と学術交流協定を締
結している。
台湾の大葉大学と宮崎大学が姉妹校を締結
【台湾週報:2015年4月2日】
3月28日、台湾中部の彰化県にある大葉大学を、菅沼龍夫・学長をトップとする国立宮崎大学の
関係者一行が訪問した。双方は協力の詳細について話し合った後、交流協議に調印し、両大学は正
式に姉妹校となった。
大葉大学の武東星・校長(学長)は、あいさつの中で、「本学は一貫して国際学術交流の推進に
力を入れている。今回の調印により、学生が海外経験を始める上でプラスとなり、国際的な視野を
持った優秀な人材を育成できるようにしたい。今後、双方は交換留学生、交換教師、シンポジウム
開催など学術交流を通して、学生たちにより一層多元的な学習の機会を提供できるようになる」と
期待の意を表した。
菅沼学長は、「宮崎大学の建学の理念は『世界を視野に地域から始めよう』であり、海外との学
術および教育交流を通して、地元で国際化の学習環境を作り、学生がグローバル化した人材となる
よう育成していきたい」と述べた。