日台間では姉妹都市や観光・教育交流など様々な協力関係が結ばれているが、今度は医
材開発と外科手術教育訓練についての2つの覚書が2月1日に交わされたという。
材開発と外科手術教育訓練についての2つの覚書が2月1日に交わされたという。
昨年12月7日、共同通信社と「今後、各言語でのニュース交換のほか、写真やムービーな
どあらゆるニュースコンテンツで協力を進める」ことで合意し、日台初となるメディア同
士の「ニュース協力覚書」に調印した台湾の国営通信社、中央通信社がそれを伝えている
のでご紹介したい。
台湾と日本、医材開発・手術訓練で協力へ
【中央通信社:2013年2月2日】
(台北 2日 中央社)台湾の秀伝医療グループと神戸国際医療交流財団の間で、今月1
日、医材開発と外科手術教育訓練についての2つの覚書が交わされた。今後、双方のバイオ
医学産業や内視鏡外科手術の発展促進が期待される。
今回調印されたのは「医材開発協力覚書」と「外科手術教育訓練覚書」。
経済部工業局によると前者は双方が医材技術や医療経験、投資などについての交流と協
力、後者は秀伝アジア低侵襲手術センター(=写真)と神戸国際フロンティアメディカル
センターとの間で進められる生体肝教育をテーマとした医療技術提携についてのもの。
同局ではこの2つの覚書調印が将来、彰浜バイオパーク(台湾中部)での産業育成や、台
日間での医療テクノロジーの研究開発、医材技術協力、製品量産化の大きな後ろ盾となる
と指摘。
さらに、台湾での手術用器材、内視鏡外科手術用機器、手術関連映像ソフトなど高付加
価値医療器材の開発の一助となるばかりでなく、台湾に内視鏡手術など高度医療の発展に
ついて新しい契機をもたらし、台湾のバイオテクノロジー、医材、薬品など医療各分野で
の産業促進に寄与することが期待されるとしている。