かれ、台湾から行政院僑務委員会の呉新興・委員長(大臣に相当)が駆けつけ、謝長廷・台北駐日
経済文化代表処代表や日本台湾交流協会の柿沢未知・総務部長などもお祝いを述べた。
初代会長に実業家の趙中正氏、常務理事団体には在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医
師連合会、台湾独立建国聯盟日本本部の4団体が選出された。
創立大会後の祝賀会には約300人が参加。10基を超える生花や台湾応援のゆるキャラ「タイワン
ダー☆」も駆けつけて華を添える満堂の中、初代会長の趙中正氏が「我々は『台湾優先、団結第
一』という旗を高く掲げ、台湾の心を発信して参ります」「台湾人としての『主体性』を強く主張
して参りたい」と挨拶すると大きな拍手が沸き起こった。
また、蔡英文・総統、蘇嘉全・立法院長、邱義仁・台湾日本関係協会会長からの祝辞が台湾語と
日本語で紹介されるや、またもや大きな拍手が沸き起こった。
呉新興委員長や謝長廷代表の祝辞に続いて、柿澤未知・日本台湾交流協会総務部長、山口泰明・
衆議院議員(日華議員懇談会幹事)、金美齢・JET日本語学校名誉理事長からそれぞれこの会に期
待する旨が述べられ、岸信夫・外務副大臣や許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表からの祝辞も
披露された。
なお、創立大会後に、本会常務理事でもある林建良氏が台湾政府から「二等華光専業奨章」を叙
勲、その授章式典も開かれた。林氏は謝辞の中で台湾正名運動を振り返り、本会など日本人団体の
協力や日台若手議連会長の岸信夫・衆院議員の名前を挙げながら、台湾人と日本人が協力して解決
した外登証問題だったと強調した。
ちなみに、本会からは渡辺利夫会長をはじめ副会長の石川公弘、川村純彦、田久保忠衛の3氏、
理事で本庄市長の吉田信解氏なども駆けつけ、渡辺会長が祝辞を述べた。本会は今後、協賛団体と
して全日本台湾連合会に協力してゆく。
下記に時事通信の記事をご紹介したい。
在日台湾独立派が連合組織
【時事通信:2017年6月4日】
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060400568&g=soc
中国からの独立意識が強い在日台湾人組織17団体が4日夜、都内のホテルで「全日本台湾連合
会」の創立大会を開いた。連合会の趙中正会長は声明で「台湾人としての主体性を強く主張してい
きたい」と創立の趣旨を語った。
連合会によると、民進党政権になって以降、中国が台湾を国際社会から排除しようとする圧力を
強める中、在日台湾人組織が団結して存在感をアピールする狙いもあるという。
その後の祝賀会には、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の謝長延代表や評論家の金美齢
氏らが出席。蔡英文総統からも「(台日)両国の絆を深めるために貢献されることを期待してい
る」と祝辞が寄せられた。