【祝】 京都橘高校吹奏楽部や趙中正氏らが日本台湾交流協会から表彰

 日本と中華民国が断交した1972年9月から3ヵ月後の12月、日台間の貿易、経済、技術交流等の諸関係を円滑に遂行する、実務レベルでの交流関係を維持する台湾との窓口機関として、日本台湾交流協会は外務省・通商産業省(当時)の認可を受け財団法人として設立されました。

 それから46年後の2018年12月、「当協会の活動に協力し、特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体を表彰することを目的として」日本台湾交流協会表彰を制定しています。

 制度発足後、初の表彰は2020年1月31日に行われ、2団体1個人(日本台湾学会、日華青少年交流協会、檜山幸夫・中京大学名誉教授)が表彰されています。

 4回目となる令和4年度の表彰は3月23日に東京・六本木の同協会東京本部で開かれ、京都橘高校吹奏楽部、趙中正・全日本台湾連合会会長、松尾直元・台湾東電化董事長、●徳薫・日本中華聯合総会名誉会長、相澤邦彦・日華青少年交流協会専務理事の1団体4個人が表彰されました。(●=澹のさんずいを取る)

 下記に表彰式の模様を伝える記事を紹介し、心からお祝い申し上げます。

—————————————————————————————–日本の窓口機関、京都橘吹奏楽部や在日台湾団体会長らを表彰 日台友好に寄与【中央通信社:2023年3月24日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202303240002

 (東京中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は23日、日台の友好関係に貢献したとして、昨年の双十国慶節(中華民国建国記念日)の祝賀式典で演奏を披露した京都橘高校吹奏楽部や在日台湾団体の連合組織「全日本台湾連合会」の趙中正会長ら1団体と4人を表彰した。趙氏は取材に対し、蔡英文(さいえいぶん)総統の訪日を望む考えを示した。

 表彰式が東京・六本木の同協会東京本部で開かれ、谷崎泰明理事長が表彰状を手渡した。同協会は2018年から、同協会の活動に協力し、特に顕著な貢献や善行を行った個人や団体を表彰している。

 今年度は同吹奏楽部や趙氏の他、電子部品大手TDKの台湾現地法人、台湾東電化の松尾直元董事長(会長)、在日台湾人団体「日本中華聯合総会」の●徳薫名誉会長、日台の青少年交流を促進する「日華青少年交流協会」の相澤邦彦専務理事が表彰を受けた。(。(●=澹のさんずいを取る)

 表彰式終了後に取材に応じた趙氏は、岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問してゼレンスキー大統領と首脳会談を行い、両首脳が共同声明で台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したことを念頭に、日本が自由や民主主義、人権などの価値観において台湾と同じ立場にあることが全世界に示されたと指摘。29日に中米歴訪に出発する蔡総統が復路で日本に立ち寄ることを願った。

(楊明珠/編集:名切千絵)

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者: