日本台湾交流協会(谷崎泰明理事長)は5月18日、「当協会の活動に協力し、特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体について、その功績を称え」るとして、令和3年度は、春山明哲・早稲田大学台湾研究所招聘研究員、小椋和平・一般財団法人台湾協会理事長、片倉佳史・武蔵野大学客員教授の3氏を表彰したと発表しました。
心から祝意を表し、下記に表彰の理由について日本台湾交流協会の発表をご紹介します。
ちなみに、この表彰制度は2018年(平成30年)12月に制定され、2020年1月31日に制度発足後、「令和元年度」として日本台湾学会と檜山幸夫・中京大学名誉教授の1団体、1個人に対して初の表彰を行っています。
令和2年度表彰は2021年6月に行われ、台湾史研究会、村作次郎・天理大学名誉教授、橋本靖男・元日華懇談会事務局長、一龍斎亭弥・講談師/柳亭一弥・落語家の1団体、4個人が表彰されました。
—————————————————————————————–令和3年度日本台湾交流協会表彰【日本台湾交流協会:2022年5月18日】https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2868&dispmid=5287
日本台湾交流協会表彰は,当協会の活動に協力し,特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体について,その功績を称えるものです。
令和3年度は,春山明哲・早稲田大学台湾研究所招聘研究員,小椋和平・一般財団法人台湾協会理事長,片倉佳史・武蔵野大学客員教授に対し,谷崎泰明理事長より,当協会において表彰いたしました。ご功績に対し,衷心より敬意と感謝を表します。
・春山明哲・早稲田大学台湾研究所招聘研究員 台湾戦後近現代史研究の開拓者として,1970年代に,戴国?(たい・こくき)氏の下,若林正丈(わかばやし・ま さひろ)・東京大学名誉教授等と共に「台湾近現代史研究会」を立ち上げられた他,1997年に設立された日本台湾 学会の発起人の一人となり,第4代理事長を2007年から2011年まで務め,日本の台湾研究と日台の学術交流に多大 な貢献をされました。
・小椋和平・一般財団法人台湾協会理事長 1995年以来15年間台湾に駐在し,台湾企業との戦略的提携により台湾起点のビジネスを拡大させ,日台経済関係の 発展に多大な功績を残されております。また,台湾三菱商事董事長のみならず,台湾日本人会理事長,台北市日本 商工会理事長,中華民国三三会顧問等に就任されるなど台湾各界とのつながりも強く,引き続き日台関係の促進に 寄与されると期待されております。
・片倉佳史・武蔵野大学客員教授 1990年代から台湾に在住し,台湾に残る日本統治時代の遺構をはじめ,台湾の鉄道や歴史,地理,食文化など幅広 い分野にわたって,日本人に紹介してこられたほか,台湾においても日台の関わりを紹介してこられました。また, 当協会の情報誌「交流」においても,「片倉佳史の台湾歴史紀行」などの連載を通して台湾の魅力を読者に伝える 等,長年にわたって日台間の相互理解の推進及び日台の民間交流のために多大な貢献をされております。
──────────────────────────────────────※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。