【祝】 日本台湾交流協会が台湾史研究会や下村作次郎氏らを表彰

 日本台湾交流協会は2018年12月、「当協会の活動に協力し、特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体を表彰することを目的」として表彰制度を定め、初の表彰式を翌年1月31日に東京都港区にある日本台湾交流協会にて行っています。

 このとき谷崎泰明・理事長から表彰されたのは以下の2団体1個人でした。

・日本台湾学会(松田康博理事長) 中国研究の中に含まれていた台湾研究という分野を独立した研究分野として取り上げ、20年以上に亘り、日本におけ る台湾研究の充実と発展に大いに寄与。

・日華青少年交流協会(大島秀樹会長) 日本と台湾の青少年交流の促進を目的に1987年に設立され、30年以上に亘り各種活動を実施されており、知日,知台 の若い世代の育成に大きく寄与。

・檜山幸夫・中京大学名誉教授 台湾総督府文書の整理と分析において、台湾側と協力しつつ中心的な役割を果たし、日台の歴史研究と学術協力の発 展に多大な貢献。

 今年も表彰式が行われたそうで、1団体4個人(台湾史研究会、下村作次郎・天理大学名誉教授、橋本靖男・元日華懇談会事務局長、一龍斎亭弥・講談師、柳亭一弥・落語家)が表彰されたそうです。下記に日本台湾交流協会の記事をご紹介します。

—————————————————————————————–令和2年度日本台湾交流協会表彰について【公益財団法人日本台湾交流協会:2021年6月4日】https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=2320&dispmid=5287

 日本台湾交流協会表彰は,当協会の活動に協力し,特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体について、その功績を称えるものです。

 令和2年度は台湾史研究会、下村作次郎・天理大学名誉教授、橋本靖男・元日華議員懇談会事務局長、一龍斎亭弥・講談師及び柳亭一弥・落語家を表彰いたしました。ご功績に対し、衷心より敬意と感謝を表します。

●台湾史研究会 長年にわたり、同会に所属する研究者並びに大学院生が中心となって、台湾の歴史だけでなく、政治、経済、文学から 地理まで、幅広い分野の研究を行い、機関誌等を通して研究成果を公表するほか、シンポジウム等を開催することで議 論の場を設けるなど、日台間の学術交流に貢献されました。 

●下村作次郎・天理大学名誉教授 日本統治期の台湾文学研究に長年従事され、多数の論文や著書を発表されたほか、「日本統治期台湾文学集成」等、台 湾における日本統治期の文学作品の復刻事業にも従事されるなど、同分野の研究に大きく貢献されました。

●橋本靖男・元日華懇談会事務局長 日本の国会議員が組織する日華議員懇談会の事務局長として,日台の友好親善に大きく貢献されました。

●一龍斎亭弥・講談師/柳亭一弥・落語家 「台湾寄席」に参加し、台湾において日本の伝統話芸である講談を無料で披露することで、台湾市民に日本の古典伝統 話芸に触れる貴重な機会を提供し、日本語世代のみならず、日本語学習者の日本文化への理解の深化に大きく寄与されました。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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