問していた阿部守一(あべしゅいち)・長野県知事が高雄市の陳菊市長と「教育・観光交
流」の覚書を交わしたことをお伝えした。
高雄市の「市政新聞」が早速その日、この覚書の調印について報じています。いささか
遅くなりましたが、邦訳しましたのでご紹介します。
長野県知事が代表団を率い訪問 陳菊市長と「教育・観光交流覚書」に調印
【高雄市市政新聞:2012年11月1日】
阿部守一・長野県知事は、今日(11月1日)訪問団を率いて高雄の陳菊市長を訪ね、双方
は教育および観光交流に関する協同覚書を結んだ。
陳菊によると、高雄と日本は昔から関係が深く、早い時期の港や駅や都市計画などだけ
でなく、双方が国際化を望んだことから、今回の覚書調印は、両都市の教育および観光交
流を深めるとともに、若い世代の歴史文化を築く上で大きな意義を持つ。
両市市民が期待したことで「教育および観光交流に関する覚書署名式」が結ばれた。陳
菊によると、両都市の交流を通し、教育と観光の結びつきが強くなるだけでなく、市民に
も多元文化、風習または生活様式を体験させることもできる。署名式の中で双方は覚書を
宣し、観光産業を発展させてゆくこと、若者の国際交流、また両都市特有の文化特色を教
育カリキュラムに加えてゆくこととした。その上で、定期的に訪問できるよう姉妹校締結
を目指す。
陳菊によると、長野県が長い間、教育旅行を促進し続けるのに感服している。去年訪問
しに来た学校が3校あり、学生間の交流、文化体験、または歴史文化の発展によい意義があ
る。さらに、文化教育の発展のみならず、農村体験も多元文化交流の一つとして、両地の
友好関係を深めることができる。
陳菊は訪問団を歓迎し、港湾都市高雄の美しさや民衆の親切さを体験するため、高雄に
もっと長く泊まっていただきたいとアピールした。また、長野の県民が高雄へ観光に来ら
れることも望んだ。
交流会の後、阿部守一長野県知事に招待状を届け、来年、高雄で行われるアジア太平洋
都市サミット(Asia Pacific Cities Summit−APCS)に招待した。
阿部知事によると、高雄に来たのは初めてで、高雄市と覚書を締結したのは非常に光栄
であり喜ばしいと述べた。阿部知事はまた、今年は高雄からおよそ200名の学生が長野県へ
来ることもあり、これからも教育旅行を推進するために尽力したいと述べた。
(翻訳:本誌編集部)