をテーマに与野党の党首会談と国連中心主義という政界の「偽装」について触れたつい
でに、福田首相の訪中について記している。台湾の国連加盟の住民投票について、まこ
とに正鵠を射た発言である。
全文はかなり長いものなので、ここでは関係箇所のみを抜粋してご紹介したい。全文
は下記をクリックしてください。
なお、本文の中に「正論」2月号(12月25日発売)に掲載の西村氏が寄稿した「一衣帯
水の友邦を見失ってはならない」が出てくるが、この2月号では宮崎正弘氏の「終極統一
か独立か、台湾立法院選挙の行方」も掲載されている。併せて読まれることをお勧めし
たい。 (編集部)
■西村真悟の時事通信
http://www.emaga.com/bn/?2007120079386960009332.shingo
■正論2月号
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0801/mokji.html
「偽」から「真」へ切り替える日本
西村 眞悟
我が国の首相は、この年末に未だ中国にいる。そして日中関係に「春が来た」と実態
から遊離した歯の浮くようなことを言っている。
このような折り、今発売中の月刊誌「正論」に投稿した私の台湾に関する「一衣帯水
の友邦を見失ってはならない」と題した一文にありがたい反響が寄せられてきた。その
なかに、会津若松の方からの親書があった。ご自分のお父上が台湾で小学校の先生をさ
れており、今の駐日代表の許先生の奥様が教え子であったと書かれてあった。そして台
湾に対する親愛の思いが書かれていた。このお手紙を拝読したとき、私は日本と台湾の
両国国民の深く暖かい繋がりを感じることができた。
福田総理は、中国首脳から、台湾が台湾という名で国連加盟申請をすることに対して
反対の意見表明を求められ、「支持しない」と述べたと言うが、
「それは台湾の方々が決められることです。私がとやかく申すことではありません。そ
れが民主主義国家というものです。」
と何故あっさりと言えないのか。
私の「正論」誌に書いた一文の副題は「中国詣では愚の骨頂」というのであるが、な
るほど、この度の野党の大集団の訪中と首相の中国での発言は愚の骨頂だ。
首相の中国滞在も長すぎる。もう三日目ではないか。訪問を二十四時間以内で済ませ
たワシントンDC滞在以下の時間にすべきである。アメリカと中国と日本は、「正三角
形」の関係ではないのだから。
諸兄姉とご家族の、ご多幸を心よりお祈りもうしあげます。
祖国への愛と誇りと希望をもって新しい年を迎えましょう。
そして、友邦台湾の総統に民進党の謝長廷氏の当選を切に祈る。
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