八月十五日の靖国神社、総理大臣参拝を讃える
【西村真悟の時事通信 No.237 平成18年 8月15日(火)】
西 村 真 悟
本年もまた、同志・道友と靖国神社に参拝してまいりました。
記帳して曰く、衆議院議員 西村眞悟と同志四百名参拝と。
多くの方々が、鳥居の下に静かに並んで、参拝を待つ列がつくられていた。猛暑の中の
靖国の、何か悲しい静寂が、その列のなかに、木々の木陰に感じられるいつもの八月十五
日の靖国だった。
そのなかで、いつもと違うのは、何かほっとしたような優しさが、靖国の森を包んでい
たことだった。穏やかな雰囲気が靖国を包んでいるのを感じたのだ。
それは何故だろうか。その大きな理由は、総理大臣が、早朝に靖国参拝をすませたこと
であった。
昨年までは、「何故総理大臣が、八月十五日に靖国神社に参拝できないのか。日本はそ
こまで何故外国の束縛を受けねばならないのか。」という痛恨の思いが参拝する多くの人
々の胸の内にあったのだ。そして、ようし、それなら俺が参拝する、というまなじり決し
た雰囲気が感じられた。
それが本年、総理の参拝により、その痛恨の思いが融けたのだった。そして、本来の優
しい静かなそして悲しい慰霊の雰囲気が靖国に戻ったのだった。
よって、小泉総理大臣は、政治「まつりごと」の大きな責務を果たされたと言ってよい。
今後、小泉内閣の評価は、マネーゲーム的次元つまりホリエモン的次元で大きく変動する
であろう。しかし、口舌の問題ではなく、靖国神社に八月十五日に参拝したという事実に
於いて評価は確定する。即ち、総理大臣として為すべき自然なことを為したのである。こ
れは、歴史観見直しの転換点に立つ我が日本における総理大臣の最大の功績といえる。
この総理大臣の最大の自然な功績の故に、本日の靖国神社に平穏がもたらされたとする
ならば、天皇皇后両陛下の靖国神社御親拝が実現すれば、如何ばかりか無量の英霊が喜ば
れることか。
そして、この時こそ、我が国家の統合と永続を示す姿が靖国のみやしろに具現されると
思う。
「君が代は、千代に八千代に、さざれ石の巌となりて……」と
「……おおきみの、へにこそ死なめ、かえりみはせじ」と。
以上、本日八月十五日午前、靖国神社に参拝した思いである。
今まで、小泉総理の言動と政策に関して、色々言ってきた。
痛烈な批判もしてきた。郵政民営化は、今もおかしいと思っている。しかし、これらは
試行錯誤の世界のことだ。これからどうにでもなる。
ところが、試行錯誤ではなく国家のスピリットの世界、真のまつりごとの領域において
、本日小泉総理は靖国参拝の公約を果たしたのだ。このことは、本当に自然なことである
からこそすばらしいことなのだ。国家を支える精神にかかわる問題なのだ。
よって、私は、総理大臣としての小泉さんを高く評価する。 (了)
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