自民党の「保守団結の会」が日台関係基本法制定などを求める「決議」を採択

自民党の「保守団結の会」が日台関係基本法制定などを求める「決議」を採択

 本誌3月16日号で、石垣市議会で「『日台関係基本法』制定を求める意見書」が賛成多数で可決されたことを伝え、3月18日号では、柿沢未途(かきざわ・みと)衆議院議員が「日本版『台湾関係法』を急げ!」をオピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」に発表したことをお伝えしました。

 それに続いて、3月24日、自民党の国会議員48人が加入する「保守団結の会」(共同代表:高鳥修一・衆院議員、城内実・衆院議員、赤池誠章・参院議員)が参議院議員会館において、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表を講師に招いた勉強会を開き、李登輝元総統ご生誕日の1月15日を「日台友情の日」にすることや「日台交流基本法」の制定などに言及した「日台友情の更なる深化に向けた決議」を採択しました。

 11回目を迎えるというこの勉強会には、台北駐日経済文化代表処から謝長廷・代表や蔡明耀・副代表、向明徳・政務部長など8人が招かれ、本会からも渡辺利夫・会長、浅野和生・常務理事、趙中正・常務理事、金田秀昭・日米台の安全保障等に関する研究会専門委員、多田恵・理事、柚原正敬・事務局長の6人が招かれました。

 保守団結の会は、安倍晋三・前総理、古屋圭司・日華議員懇談会会長、高市早苗・元総務大臣が顧問をつとめ、勉強会には顧問の古屋議員をはじめ20人ほどの議員が出席する中、日本台湾交流協会が作成した「日台友情」デザインのマスクをつけた赤池共同代表が司会進行をつとめ、高鳥共同代表の挨拶にはじまり、同会がこの日のために購入した台湾産パイナップルを参加者全員が手に手に持って記念撮影。

 その後、謝長廷・代表が「台湾をめぐる国際情勢と台日関係」と題して講演し、日台関係を深化させるためには日台交流基本法のような法律制定が望ましいと述べました。

 質疑応答と意見交換では、城内共同代表が渡辺会長に日台交流基本法の説明を求め、渡辺会長はなぜ制定しなければならないのかについて説明しました。また、西田昌司・参院議員による中華民国と台湾の違いというとても難しい質問に、浅野常務理事と渡辺会長が的確に答えました。

 そして最後に、赤池議員から決議文案の説明がなされ、満場一致で採択しました。7項目からなる「日台友情の更なる深化に向けた決議」は、亡くなられた李登輝元総統への敬愛と追慕の念にあふれ、日台関係についての深い認識が随所に現れている、まさに「日台友情の更なる深化に向けた」素晴らしい決議ではないかと思います。この決議は自民党本部などに申し入れる予定だそうです。別途、全文をご紹介します。

 この勉強会の冒頭はメディア取材があり、終わった後も記者会見が開かれ、時事通信や共同通信などが報じています。ここでは、中央通信社の記事をご紹介します。

・時事通信:日台交流で基本法を 民進党と連携訴え─自民保守系(3月24日) https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032401204&g=pol

・日本経済新聞(共同通信):日台交流基本法制定を 自民保守派が決議(3月24日) https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE24CT70U1A320C2000000/

・産経新聞:自民有志「保守団結の会」が対中政策見直しを求める決議、政府に申し入れへ(3月24日) https://www.sankei.com/article/20200924-YYGN5ZDONRIEZM3ZGDLVM2AUHU/

・自由時報:「台日友情」相中李登輝生日(3月25日) https://news.ltn.com.tw/news/world/paper/1439214

・中央通信社:「日台交流基本法」制定を 自民有志が決議 台湾との関係強化目指す(3月25日) https://japan.cna.com.tw/news/apol/202103250002.aspx

—————————————————————————————–「日台交流基本法」制定を自民有志が決議 台湾との関係強化目指す【中央通信社:2021年3月25日】

 (東京中央社)自民党の保守系の有志議員でつくる「保守団結の会」は24日、国会内で会合を開き、台湾との関係強化を目指す決議を採択した。「日台交流基本法」制定の要請や、同党と台湾の与党・民進党との定期的な会合の開催などが提言された。

 決議は中国共産党政権の脅威に言及し、地政学的要衝である台湾を守るべきだと指摘。台湾との連携と交流を深化させることは重大な意義を持つとの見解が示された。故李登輝元総統の誕生日である1月15日を「日台友情の日」とすることも提案された。

 また、中国が輸入を停止したことで、日本で買い支えの動きが広がった台湾産パイナップルにも言及。台湾との貿易がより活発となることに期待を寄せ、支援をさらに強化する姿勢を示した。

 会合には、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)が招かれ講演。日本について「まさかのときの友こそ真の友」だとし、台湾産パイナップルへの支援に改めて感謝した。

(楊明珠/編集:楊千慧)

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