李登輝氏の地方議員訪台団への講演記録(6)

李登輝氏の地方議員訪台団への講演記録(6)
1月24日〜27日に日本李登輝友の会地方議員訪台団が実施され、25日には李登輝氏の講演を聞いている。本稿はその筆記で、ブログ「武蔵村山市議会議員 あまめいし要一郎の活動報告」からの転載だ。

ブログでは写真も。 http://blogs.yahoo.co.jp/amame1968     


私は2009年9月5日に、東京の日比谷大講堂で坂本竜馬の船中八策に基づいた「私の若い皆さんに伝えたいこと」と題した講演しました。今改めて西洋文明、東洋文明を融合する事が必要だと感じております。一国文化の形成は伝統と進歩という相反する概念をいかに止揚する、アウフヘーベンするという問題につきます。しっかりした伝統という基礎があってこそ、その上にすばらしい進歩はつみあげられるのです。

では、日本文化の特徴とは何でしょうか?皆さんお答えしてくれますか?

日本文化の特徴は何ですか?

その一つは高い精神性が挙げられる。日本文化にのみ高い精神性が強くついておる。二つめには日本人の生活が自然と調和しているということ。そうでしょ。他の・・・・・は。
華道。

あんたは何道をやっている。

大高未貴「私は居合い道をやってます。」

「ヤイドウ・・・・?」(※李登輝先生はちょっと聞き間違えたようです。)

 私や三井田市議 「刀の・・・・」

 「ああ、そうか。」

 武士道、弓道、あれはすべて道があるでしょう。これが日本人が。

 道というのはどこから来たかご存知。

これはね、昔々5000年近く昔、道士という中国人がおった。道士はね、いわゆるその道、道を直すといってね。彼の思想はね、「道は道であるが、道は普通の道ではない。」という言葉を言うてるでしょ。それは何か。道とはなんだ。

道というのは口で言ってはいけないということなんだ。行いなさい。やりなさい。やってみなさい。
初めて道というのは生きてくるんだよ。そういう意味ですよ。

こうした日本文化の特徴。

覚えている?

高い精神性、武士道「武士道解題」私が書いた。読んだ?日本文化だ。第2は自然との調和、その最も具体的な一つの例は何だ?

「奥の細道」。

そうでしょ。

こうした日本文化特徴は歴史の中で醸成されたものと思います。大化の改新、あの時までは日本は文字が無い。中国から中国文化を入れる。儒教を入れる。仏教を入れる。中国の文字を入れる。大化の改新ね。大化の改新で仏教や儒教など中国思想を取り入れる。鎌倉時代の書かざる道徳、心の中に持たなくてはいけない道徳。書かない道徳というのは武士道精神なんですよ。武士道精神は成文化していない。言い伝えている。言い伝え。一部武士に限らず一般的日本人の道徳的規範として受け入れられました。ここに日本の精神文化の土壌があります。

道士は「道の道とすべきは常の道にあらず。」とね。「道の道とすべきは常の道にあらず。」。

これが道だと説明できるような道は、ほとんど道でないといいました。道だと説明するものは無い。日本人は真面目に実行し道を作り上げてゆきます。実行するんだよ。実践哲学だよ。書道・華道、さまざまな武道などが好例でしょう。さらに松尾芭蕉の奥の細道などの文学作品をみれば、自然と調和がとれた日本人の生活が分かります。日本人はこうした伝統と西洋文化の優れた点をもう一度見直すべきでしょう。

[RelationPost]

タグ: , , , , , , , , , ,