本日、台北・高雄両市長選挙の投開票、午後8時ごろに大勢判明!

本日、台北・高雄両市長選挙の投開票、午後8時ごろに大勢判明!
選挙結果によっては政界再編の動きが加速

 いよいよ台湾の今後を左右する台北市と高雄市の市長選挙の投開票が本日行われる。台
湾の進路は日本にとって無関係というわけにはいかない。逆に、台湾海峡をシーレーンと
する日本にとって、安全保障問題一つをとってみても、いかに台湾が重要な位置にあるか
はよく理解できるところだろう。

 台湾が現在の硬直した政治状況から抜け出せるのかどうかは、この市長選の結果にかか
っていると言ってよい。今回の市長選の結果は来年(2007年)12月の立法委員選挙と2008年
3月の総統選挙に直結している。それゆえ、結果によっては、おのずと政界再編の動きが加
速されることは必定だろう。

 本日の共同通信と昨日の産経新聞記事がよく分析しているのではないかと思われるので
、ご参考までに紹介したい。

 また、元産経新聞論説副委員長でコラムニストの花岡信昭氏が11月下旬、台湾で行われ
たシンポジウム「日本の新政権と東アジア情勢」に招かれた感想を、30日付の「花岡信昭
メールマガジン」に書かれている。安倍政権の台湾に対するスタンスを明瞭に示すシグナ
ルや、台湾政局についても触れられている。非常に興味深く大事な視点なので、別途掲載
して参考に供したい。

 いずれ安倍政権の台湾に対するスタンスがどのようなものであるのか、かなり明瞭に見
えてきたのでご紹介したい。

                     (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)


高雄死守できるかが焦点 台湾2大市長選の投票開始
【12月9日付 西日本新聞】

 【台北9日共同】台湾の2008年総統選の前哨戦となる台北、高雄両市長選の投票が9日
午前始まった。午後4時(日本時間同5時)に締め切られ、即日開票。午後8時(同9時)
ごろに大勢判明の見通し。陳水扁総統夫人起訴などで劣勢の与党、民主進歩党(民進党)
が支持地盤の南部、高雄の首長ポストを死守できるかどうかが焦点だ。

 過去8年間は民進党が高雄、最大野党、国民党が台北の首長ポストを保持。国民党が昨
年12月の統一地方選での大勝に続き、今回、南北2大都市の首長ポストを押さえれば、
総統選での政権奪還に弾みがつくのは確実。

 高雄市長選は、民進党の陳菊・前労働委員会主任委員(労相)(56)と国民党の黄俊英
・元副市長(64)の一騎打ち。台北市長選は、任期満了で退任する馬英九市長(国民党主
席)の後継者の☆龍斌・元環境保護署長(54)が民進党の謝長廷・前行政院長(首相)
(60)を大きくリードしている。
(注)☆は赤の右に郊のツクリ


政界再編の加速も 台北・高雄市長選、9日投開票
【12月8日付「産経新聞」朝刊】

 【台北=長谷川周人】2008年春に行われる次期台湾総統選の前哨戦となる台北・高雄両
市長選が9日、投開票される。台北市長選は国民党がリード。高雄市長選は接戦になって
いる。両市長選は、陳水扁総統の夫人が横領罪で起訴された政権側と、公費流用疑惑が浮
上した野党トップに対する「信任投票」の様相を見せている。

 大勢は同日中に判明する見通しだが、結果次第では、定数が半減、激戦が予想される来
年末の立法委員選に向け、政界再編の導火線となる可能性もある。

 馬英九台北市長(中国国民党主席)の後任を決める台北市長選は、40%を超える支持率
で同党の●(赤におおざとへん)龍斌・元環境保護署長(環境相)が先行する。それを与
党・民主進歩党の謝長廷・前行政院長(首相)と親民党の宋楚瑜主席という大物政治家が
追う展開だ。終盤戦で謝氏が浮動票の取り込みに成功すれば、市長選をステップに次期総
統選の有力候補に躍り出る可能性もある。

 高雄市長選は、国民党の黄俊英・元同市副市長と民進党の陳菊・元労工委員会主任委員
(労相)による事実上の一騎打ちとなる。民進党寄りの台湾紙・自由時報が今週初めに実
施した世論調査では、黄氏が依然として若干リードしているが、支持率の差は0・29ポイン
トと拮抗(きつこう)している。

 両市は中央直轄市で、市長は閣議にも出席できる閣僚級の重要ポストだ。民進党が基盤
を持つ高雄市で市長のイスを死守できなければ、現執行部に対する責任追及は避けられず
、蘇貞昌内閣が総辞職を迫られる事態も予想される。

 このため民進党は陳総統ら首脳を高雄市に総動員、游錫●(=方を横に二つ並べ、下に
土)主席は「敗北なら引責辞任する」と宣言し、背水の陣で選挙戦に臨んでいる。

 総統夫人の起訴や清廉さを失った民進党への批判などを追い風として、選挙戦を優位に
進める国民党だが、高雄市長ポストの奪還に失敗すれば、次期総統選の有力候補である馬
氏の立場も揺らぎかねない。馬氏は年末に台北市長の職を離れ党務に専念するが、経費流
用疑惑がくすぶる中、選挙戦で失敗すれば今後の党運営にも大きく響く。

 同党では「市長選後」を見据え、前総統選で陳総統に惜敗した連戦名誉主席の動きが活
発化している。日台関係筋は「陳総統の責任問題で分裂含みの民進党に対し、国民党も今
後、派閥対立が先鋭化することが予想される。台湾政界は市長選の結果次第で、政界再編
も視野に入れた動きが表面化するだろう」との見方を示している。

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