フレディへのリコール不成立 台中の補欠選挙は民進党の林静儀氏が当選

フレディへのリコール不成立 台中の補欠選挙は民進党の林静儀氏が当選

 1月9日、台湾・台北市の萬華と中正区を中心とする第5選挙区で無所属のフレディ・リムこと林昶佐・立法委員に対する中国国民党から出されていたリコール請求に関する投開票が行われ、賛成票は5万4,8133票と、選挙区内有権者の4分の1を超える規定の5万8,756票に届かず、リコールは成立しなかった。

 林昶佐氏は李登輝元総統が設立した「李登輝学校」の第1期生で大の親日派。オードリー・タン(唐鳳)政務委員とも20代からの友人で、人気メタルバンド「ソニック(閃霊)」のボーカル。2016年に時代力量から出馬し立法委員に初当選している。

 一方、やはり中国国民党からのリコール請求で昨年10月23日の罷免投票で解職された台湾基進所属の陳柏惟・立法委員の後継を決める台中市第2選挙区の補欠選挙では、産婦人科医で民進党元立法委員の林静儀候補が中国国民党候補の顔寛恒・元立法委員を破って当選した。

 顔家の本拠地である沙鹿区をはじめ烏日区、大胆区、龍井区、霧峰区の5つの行政区すべてで林候補の得票数が上回り、顔候補に約8,000票差の8万8,752票を獲得した。

 台中市第2選挙区は顔家が30年ほど立法委員を輩出してきた、いわば中国国民党の牙城だった。顔候補は3期目をめざした2020年の立法委員選挙で、新人候補だった台湾基進の陳柏惟氏に約5,000票差で敗れ、今回の補欠選挙でも敗退した。

—————————————————————————————–人気バンドボーカルの立法委員、リコール成立せず【中央通信社:2022年1月9日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202201090004

 台北市で9日、無所属の林昶佐(フレディ・リム)立法委員(国会議員)に対する解職請求(リコール)の賛否を問う投票が第5選挙区で実施された。賛成は5万4813票で、規定の5万8756票に届かず、リコールは成立しなかった。

 反対は4万3340票にとどまり賛成を上回らなかったが、リコール投票では賛成数が選挙区内有権者の4分の1を超える必要があったため、不成立となった。投票率は41.93%。

 与党・民進党から支援を得ていた林氏。同日に中部・台中市で行われた立法委員の補欠選挙でも同党の候補が勝利したことに言及し、両方の選挙を守り切ることができたとして支持者に感謝した。

 人気メタルバンド「ソニック(閃霊)」のボーカルで、2016年に野党、時代力量から出馬し立法委員に初当選。無所属となった20年には、8万1853票(得票率44.91%)で再選していた。

(陳??、陳俊華/編集:楊千慧)—————————————————————————————–台中立法委補選、与党・民進党候補が勝利【中央通信社:2022年1月9日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202201090005

 (台中中央社)中部・台中市で9日、立法委員(国会議員)の補欠選挙が行われ、与党・民進党の林静儀(りんせいぎ)氏が勝利した。

 同市第2選挙区では昨年、同党が支援し、初当選に導いたミニ政党・台湾基進の新人、陳柏惟(ちんはくい)氏のリコール(解職請求)が成立していた。9日の補選では、最大野党・国民党から出馬した同地を長年地盤とする顔家の顔寛恒(がんかんこう)氏と事実上の一騎打ちとなっていた。林氏は8万8752票を獲得し、顔氏は8万912票だった。投票率は58.26%。

 林氏は当選を受け支持者に感謝し、台中市民のために力を尽くす姿勢を示した。選挙期間中、支援を寄せた陳氏にも謝意を示した。

(?雪卿/編集:楊千慧)

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