9月27日の安倍晋三・元総理の国葬を前に、台湾・高雄市の「紅毛港保安堂」に安倍元総理の等身大の銅像が建立され、本日(9月24日)、除幕式が行われるそうです。
紅毛港保安堂が安倍元総理の銅像を建立していることは本誌でも何度かお伝えし、廟の主任委員の張吉雄氏の論考「台湾周辺海域の重要性と安倍元総理の功績」もご紹介しています。
この銅像を建てるためにわざわざ庭をつくり、安倍元総理の揮毫された「加油台湾」の文字を刻んだ記念碑も銅像のそばに設置するそうです。
死者に鞭打つような国葬をめぐる反対派の騒動とは次元を異にする台湾の人々のあたたかい気持ちに接し、安堵の気持ちを覚えるのは編集子だけではないと思います。日本は、このような台湾との関係を大事に育んでゆきたいものです。
—————————————————————————————–台湾に安倍元首相の等身大銅像 24日に除幕式【産経新聞:2022年9月24日】https://www.sankei.com/article/20220923-5BRRJWOAUZL5ZBODRE6A45YBXM/
【台北=矢板明夫】台湾南部の高雄市にある廟(びょう)「紅毛港保安堂」に、日台親善を推進した安倍晋三元首相の功績をたたえ、等身大の銅像が建てられた。24日に除幕式を行う。
同廟は、先の戦争でバシー海峡に沈んだ旧日本海軍の第38号哨戒艇をまつっていることで知られ、台湾南部在住の日本人や知日派が訪れる。
廟は、安倍氏が死去した翌日の7月9日に追悼会場を設置。その後、有志から寄付を募り、銅像を作り始めた。
銅像の高さは175センチ。台座に「台湾永遠的朋友」(台湾の永遠の友人)と書かれている。廟の責任者、張吉雄氏は産経新聞の取材に「台湾の国際組織加盟への支持など、いろいろと尽力してくれた安倍さんのことを私たちは忘れない。この銅像を日台友好のシンボルとして後世に残したい」と話している。
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