群馬県支部は、3年前の2018年(平成27年)2月15日に設立され、今年で3年目を迎えます。設立3周年を記念し、来る4月1日、前橋市文化スポーツ観光部参事と前橋学センター長を兼任する手島仁(てしま・ひとし)を講師に招き講演会を開催します。
群馬県が台湾と縁(ゆかり)が深いことは、本誌で何度もお伝えしてきているように、姉妹都市などの都市間提携は上野村が1989年10月に苗栗県卓蘭鎮と姉妹都市を結んだことを嚆矢に8件と日本でもっとも多く結んでいます。
また、奇美実業創業者の許文龍氏は、これまで台湾の発展に尽くした日本人を讃えて制作した胸像は11人(後藤新平、新渡戸稲造、浜野弥四郎、鳥居信平、八田與一、松木幹一郎、磯永吉、末永仁、新井耕吉郎、羽鳥又男、羽鳥重郎)を数えますが、「台湾紅茶の父」新井耕吉郎(あらい・こうきちろう)、「最後の台南市長」羽鳥又男(はとり・またお)、「台湾風土病の撲滅」羽鳥重郎(はとり・じゅうろう)の3人が群馬県出身です。
さらに、日本が台湾で最初に開いた芝山巌(しざんがん)学堂で台湾教育に全身全霊で取り組むも、匪賊の凶刃に斃れた六士先生の一人の中島長吉(なかじま・ちょうきち)も群馬県出身。
群馬にはまだまだ台湾と関係の深い人物がいます。その一人が「台湾図書館の父」や「基隆の聖人」と今でも台湾の人々から尊敬されている石坂荘作(いしざか・そうさく)。
また、群馬と言えば「かるた」が普及していることでよく知られていますが、この「上毛かるた」を創作し、また「いともかしこし台湾神社」など「台湾いろはかるた」も作った須田清基(すだ・せいき)や、共愛女学校の校長を40年間もつとめた台湾出身の周再賜などもいます。
これら台湾にゆかり深い群馬県出身者などを精力的に掘り起こしているのが「群馬学」や「前橋学」を提唱されている手島仁氏です。今回の演題は「群馬県と台湾のその交流と絆」。下記のような内容を話されるそうです。
1)昨年12月9日に亡くなられた、日本李登輝友の会第2代会長の小田村四郎先生 2)須田清基牧師 3)許文龍氏と11人の胸像 4)いまだ世に知られざる上州の徳人
お近くの方はぜひお出かけいただきますようご案内申し上げます。
◇ ◇ ◇
・日 時:4月1日 (日)15時〜16時30分(開場14時45分)
・会 場:ビエント高崎 403号室
高崎市問屋町2丁目7 TEL:027-361-8243 【交通】JR高崎問屋町駅より直ぐ(駐車場完備) http://www.viento-takasaki.or.jp/facilities/
・講 師:手島仁(てしま・ひとし)先生 前橋市文化スポーツ観光部参事兼前橋学センター長、日本李登輝友の会理事、同群馬県 支部顧問
・演 題:群馬県と台湾のその交流と絆
・申込み:FAXまたはE-mailにて、お名前(ふりがな)・ご住所・電話番号、懇親会ご出欠を明記 の上、日本李登輝友の会 群馬県支部 山本まで
FAX :027-352-7691 E-mail:gunma_ritouki@yahoo.co.jp(アンダーバー)
★ご講演終了後、講師を囲んで懇親会も! 17時15分より レストラン松月(ビエント高崎内)にて(希望者のみ 3,500円)
・主 催:日本李登輝友の会 群馬県支部(山本厚秀・支部長) 〒370-0852 群馬県高崎市中居町4-21-5 山本様方 TEL:090-5798-8196 FAX:027-352-7691 E-mail:gunma_ritouki@yahoo.co.jp