の義捐金210万円を嘉南農田水利会の楊明風・会長にお届けしました。
本会ホームページで、本会理事の安倍美香・第27回李登輝学校研修団団長が楊会長に手渡す場面
と、嘉南農田水利会から出していただいた領収書の写真を掲載して伝えています。また「産経新聞」
もその模様を伝えていますので、併せて下記にご紹介します。
皆さまの真心がいっぱい詰まった義捐金を無事に楊会長に直接手渡すことができ、また楊会長か
ら「募金は、銅像の修復のほか、防犯設備の整備などに使いたい」というお言葉をいただき本当に
ホッとしました。義援金を寄せていただきました皆さまに改めて御礼申し上げます。
なお、本誌でお伝えしているように、募金を締め切った後も義援金を寄せていただき、5月1日時
点で総額228万3,000円となっています。
つきましては、これまで募金開始翌日の4月19日から締切日の27日までは、毎日、本会facebook
とTwitterで募金者イニシャルや募金額などを公表してまいりましたが、最終公表は5月9日となる
予定です。ご理解のほどお願い申し上げます。
本日午前、「八田與一銅像修復・復元緊急募金」を嘉南農田水利会に手渡し
【本会ホームページ「お知らせ」:2017年5月3日】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170503/
写真(上):楊明風・嘉南農田水利会会長に義捐金を手渡す理事の安倍美香団長
写真(下):嘉南農田水利会から出された領収書
本日午前11時、前日に無事終了した第27回・日本李登輝学校台湾研修団の安倍美香(あべ・み
か)団長、鈴木武(すずき・たけし)副団長、参加者の安倍京子さん、杉本拓朗(すぎもと・たく
ろう)青年部顧問、早川友久(はやかわ・ともひさ)台北事務所長の5名が台南市の嘉南農田水利
会を訪問し、本会が行なった「八田與一銅像修復・復元緊急募金」に寄せられた210万円を届けま
した。
出迎えていただいた楊明風会長からは次のような挨拶がありました。
「このような事件が起き、私たちも大変驚いたと同時に、なぜあんなことをしたのかという怒り心
頭の気持ちは今も消えない。
贈っていただいた募金は、銅像の修復のほか、防犯設備の整備などに使いたい。
銅像を現在の場所に設置してから30年以上、こんなことは起こらなかったし、誰も予想だにして
いなかった。
今回の事件は、台湾のほんの一部の狂信的な人間が起こしたこと。私たちが八田技師を尊敬し、
日本と友好がより深まることを願う思いに変わりはない。」
また、頭部を切断された八田銅像については、すでに奇美博物館と台南市政府文化局の協力によ
り、すでに修復が終わっています。
修復された八田銅像の画像もご提供いただきましたが、八田技師夫妻の慰霊祭が行われる5月8日
の前日に、銅像に魂を込める式典が行われるそうで、本会HPなどで公開するのはそれ以降にして
ほしいと要望がありましたので、後日改めて掲載する予定です。
日本人有志「日本李登輝友の会」が募金
【産経新聞:2017年5月3日】
http://www.sankei.com/world/news/170503/wor1705030029-n1.html
台湾南部・台南市の烏山頭ダムで日本人技師、八田與一の銅像が損壊された事件で、日本側の有
志が3日、募金約210万円をダムを管理する嘉南農田水利会に手渡した。募金を呼びかけたのは「日
本李登輝友の会」で、代表団が台南を訪れ、4月27日までに集まった現金を渡した。日本側は、地
元の人々が戦後70年以上、像を守ってきたことに謝意を表明。「募金は像の修復だけでなく、今後
の防犯などに役立ててほしい」としている。(台北 田中靖人)