人もの人々が参列し、烏山頭ダムの畔で無事に墓前祭(八田與一技師逝世75週年追思紀念會)が行
われました。
本会はこの事件を受けて4月18日から27日まで「八田與一像修復・復元『緊急募金』」を行い、
211人の方から寄せていただいた義捐金210万円を、5月3日に嘉南農田水利会の楊明風会長に直接お
届けしました。
本誌やホームページでお伝えしてきましたように、募金中は本会facebookとTwitterで募金者イ
ニシャルや募金額などを公表してまいりましたが、募金締め切り後も寄せていただくケースが続い
ておりましたので最終公表を5月9日に予定していました。
しかし、墓前祭を受けて5月8日や9日にも寄せていただくことが予想され、1日遅れましたが5月9
日夕方を最終確認としました。間もなくfacebookとTwitterで、最終の募金者イニシャルと募金額
を公表いたします。
お陰様で、244名の方から総額で241万2,000円もの義捐金を寄せていただきました。募金にご協
力いただきました皆さまに深く御礼申し上げます。
今後、31万2,000円の義捐金をどのように嘉南農田水利会へお届けするかにつきましては、以前
にもお伝えしましたように、本会台北事務所を通じてお届けするとか、6月初旬に実施予定の台湾
フルーツ美食ツアーで台南市を訪問しますのでそのときにお届けするなど、機会を見計らって嘉南
農田水利会に直接お渡しする予定です。
墓前祭に参列された八田技師令孫の八田修一氏は「このような事件で日本と台湾の絆がくずれる
ことはないと信じている」と述べ、台南市の頼清徳市長もまた「像を破壊した者のたくらみは成功
せず、日本と台湾の友情は以前よりも強まった」と述べられたそうですが、私どもも同じ思いです。
これからも、八田技師の銅像が日台友好の象徴であり、日台の絆は揺るがないという思いを実践
躬行し、今後の行動に反映して交流を深めてまいりたいと存じます。
改めて、ご協力いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。
平成29年(2017年)5月10日
日本李登輝友の会